ゴールデンウィークに涸沢へ

アウトドア

そろそろ花粉がヤバイ感じです。

洗濯物を干そうと少しベランダに出ただけなのに、くしゃみが止まりません。

幸いな事にリモート勤務が多いため家に籠ってますが、それでも週末は出かける事も多く、こんなのがゴールデンウィーク頃まで続くと考えると非常に悩ましいですね。

さて、今回は2022年のゴールデンウィークに涸沢まで登ってきた話です。

私を含め、初級登山者の皆さんは涸沢は夏・秋ばかりと思っていませんか?

いえいえ、実はゴールデンウィークから山小屋が開いているんですヨ。

数年前にネットで偶然に知ったときから、ずっと行きたいと思っていたんです。

なんて、記事を書きましたが、ウン万掛けて装備を揃えたのも、全てこのため。

いつかは・・・と思っている、同朋(初級者)に向けて、初心者の視点から書いていきます。

何か参考になりそうな事があるといいですけどね。

 

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道中、夏と比べて

夏や秋に涸沢まで行った事がある人だったら残雪期との違いが気になったりしませんか?

今回、私は体力不安があったので徳澤で1泊していますが、徳澤までは夏と変わらないと思います。

途中に迂回路だったり歩く道が違うところがありますが、時間は変わっていなかったように記憶しています。

本谷橋の辺りでみなさん装着です

変わってくるのは徳澤から先でした。

横尾を過ぎて林の中に入ったあたりから踏み固められた雪で歩きにくくなり、そして本谷橋を過ぎると完全な雪道に変わります。

ヤマレコに記録されたタイムを見ると本谷橋から先は、夏と比べ1.3倍ほど掛かっていました。

雪道での慣れの問題や、荷物が増えた影響だと思います。

実は、コレの前にガイド付きの雪山登山に参加したのですが、ガイドから歩き方を散々注意されてまして、途中で足が吊ったりと色々大変な目にあいました。

だから私のような初心者は行く前にアイゼンで歩く練習は必要かなぁと思っています。

本谷橋から涸沢までの道中には、急斜面沿いを歩いたり、怖い場所もありますし、しっかり準備だけはしておきたいですね。

 

登山靴について

冬用の登山靴としてスポルティバのネパールエボを持っています。

これは前にブログを書いた通りなんですが、実際に履いて見ると軟弱な私には重く感じました。

これを履いて涸沢まで行くのは厳しそうな気がする。

そこで残雪期に3シーズン用の靴で涸沢に行くことについてスポーツショップで聞いてみました。

 

ゴールデンウィークと言っても天候が荒れれば冬と変わりないので冬用の靴で良いと思う

 

という回答でしたが、結局悩んだ末に3シーズン用のトランゴで行くことしました。

それぐらい冬用の重い靴で歩くことを心配していました。

トランゴはREIのセールで安く買ったもの

当日は暖かく、割と天候に恵まれそうだというのも3シーズン用の登山靴を使う判断となったのですが、休憩中など身体を動かさない時には流石に足指に冷えを感じてました。

やはり間違いないのは冬用なんですね。

あと、雪が降ったあとはワカンなどの装備も考えていたほうが良いかもしれません。

 

テントについて

普通の山岳用テントを持って行きました。

周りを見ても外張りを使っている人は少数だったのかな?と思います。

私はカミナドーム2を持っていきましたが、下の写真のものは別の人のです(笑)

雪降る涸沢ヒュッテのテント場

雪降る涸沢ヒュッテのテント場

また、ペグは夏に使うようなものだと風で抜けてしまう危険性がありますので、竹ペグなど冬用の物を用意していった方がいいと思われます。

私はクロスペグC10というものを持っていきました。

雪が降り、風の強い日でしたが、まったく問題はありませんでした。

それと重要なのはスコップです。

誰かが整地してくれた跡地にテントを立てれるなら別ですが、そうでなければ穴を掘ったり、平らにならしたりしなければなりません。また、埋めたペグを取り出すのにも必要です。(凍った雪の下のペグは素手では取り出せません)

私はスコップという存在をまったく考えていなかったので、近くの方にお借りすることになりました。

原則、自力登山というところ装備が足りてないというのが恥ずかしかったです。

ゴールデンウィークの涸沢ではテントを張れる場所をロープで区切っていました。ロープ外に穴を掘って、整地して、時間を掛けてやっとテントを立てた人が、日没間際にスタッフに移動するように言われて揉めていました。テントを立てる場所は注意して選びましょう。

 

シュラフとマット

ネットで調べるとゴールデンウィークの涸沢は-10℃近くまで下がる事があるようです。

つまり、その温度域に対応したシュラフが必要になるわけです。

夏用も含めて私が持っているのはモンベル、ナンガなんですけど、、、

モンベルなら#1、#0
ナンガならAURORA Light 750

ぐらいを選べば良いかと思います。

私はモンベルのポイント溜まっていたので「ドライシームレスダウンハガー900#1」を買いました。

この寝袋で寒さを感じる事はありませんでしたね(シュラフカバーは使ってません)

モンベルシュラフで言えば、暖かさでは#0、#EXPと上がありますけど、たぶん巨大(デカ)さに驚きます。#1でも大きいのでパッキングも考えたらバランスの良さは#1じゃないかなぁ。

そして、下に敷くマットですが、私はR値4.2のエアマットのみで下冷えを感じる事はなかったです。

ただ食事などで胡坐をかくと、マットレスの外に飛び出した足先がとても冷たかったです。モンベルの小さい座布団(フォームクッション)で冷たさをしのぎましたが、これぐらいの物でも、有るのと無いのでは全然違います。

もし、次に行くことがあればエアーマットのパンクへの備えと、快適さの追求のためUL Pad 15L+のような軽量なパッドを持って行こうと思っています。

 

水場とガスストーブの話

水場は凍ってないのか?ストーブのガスは厳冬期用?

なんて事を、初心者の私は心配してたんですけど、こういう事を書いているサイトって無かったんですよね。

秋の八ヶ岳なんて早々に水場が凍ってしまって川の水を汲んだりしてたんですけど、結論から言って涸沢は大丈夫。夏と同じく豊富に水がでていました。

あと、ストーブのガスに関してですが、家庭用のガスカートリッジは論外としても、プリムスで言えばハイパワーガス、ウルトラガスなんて種類もあったり、どれを選べばいいのかも悩みました。

ウルトラガスは最強に見えますけど、20C以上では使っちゃいけないなんて注意書きもあって取り扱いが面倒そう。

まぁ、私が使っているのはSotoのウインドマスターなので、原則論でいえばプリムスは使っちゃいけないんですけどね・・・・で、結局持って行ったのはSOTOのパワーガス。

外は雪。テント前室でラーメンを煮てました

これで問題ありませんでした。

 

最後はカメラとレンズの話でも

なんども起きては外の様子を見てたんですけど、結局、涸沢到着から翌朝まではずっと雪。

買ったばかりのDFA21mmLimitedで、雪山での星を撮ってみたかったんですけどねー

DFA21mmLimited F4.0 ISO200 15秒

で、ようやく早朝に晴れて撮ってたら、驚くは、暗闇の中を上へと登っていく登山者の灯

写真は秒数を長めにしてて明るくしてますけど、本当はもっと暗くて、夜のような感じでした。

そんな中を、ズンズンと登っていく登山者を見て、まったく敵わないなぁと思いました。

涸沢ヒュッテの鯉のぼり

帰りの日になって、真っ青に綺麗に晴れました。

一日ずれてれば最高だったのに・・・次回の宿題になりました。



アウトドアPENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited
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Camera to motorcycle

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