10月下旬の八ヶ岳(天狗岳・硫黄岳)

PENTAX-D FA 24-70mmF2.8

これは2021年のお話です。

 

10月下旬。

雪降るまえに、テントを担いで登りたいなと、八ヶ岳に行ってきました。

ほんとは蝶ヶ岳に行こうと思っていたのですが、この時は既に「雪」が降っており断念。

良い景色と、テント場とビールが飲めて私でも登れそうという条件に引っ掛かったのが「八ヶ岳」

「八ケ岳なら登れるだろ?」って、どこかで軽く思っていたのかもしれません。

この年は槍に登り、大キレットもこえて、ちょっと調子に乗ってたんですね。

調子に乗っていたので、案の定というか、八ヶ岳でちょっと大変でした。

 

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駐車場から西天狗まで

冬用のジャケットに身をつつみ、明け方の中央自動車道をバイクで走ります。

目指したのは「桜平駐車場」。

ここからオーレン小屋まで歩いたらテントを張って、あとは天候を見ながら天狗岳か、硫黄岳に登る。

というのが今回の計画。

桜平の駐車場についたはのはAM6:30過ぎ。

土曜日の早朝。

駐車場は埋まりかけてました。

コロナで閉鎖中のトイレ前にバイクを置いて、準備をしますが、思った以上に寒いです。

・メリノウールラウンドネックシャツ(厚手)(モンベル)
・ノマドジャケット(モンベル)
・ストームクルーザージャケット(モンベル)

という格好でしたが、

急遽、リアボックスに仕舞いかけたバイクジャケットを着ていくことにしました。

バイクウエア姿の登山者って・・・

でも、結局この状態で2日間を過ごしました。それぐらい寒かったです。

 

オーレン小屋についたのは朝の9時(駐車場から2時間)

数日前に降った雪が残っていましたが、時間の早いテント場は場所を選び放題。

ちょっと広めのウッドデッキを選びました。

テントでコーヒーを飲みながら今日の計画を練ります。

夏沢鉱泉で、上の方では強風という案内を見ていたので、今日は根石岳を経由して天狗岳を目指すことします。

根石岳までの道中ほとんどが林の中で、風に吹かれることなく登っていけます。

途中、雪で足が滑るのでチェーンスパイクを装着しました。

オーレン小屋のHPでチェーンスパイクが推奨されていたので持ってきたのですが、無かったら私では登れなかったと思います。

樹林帯を抜けると一気に視界が広がります。

左に見えるのは根石岳山荘。

ここからは風を遮るものが無く、とにかく寒いです。

耳はジンジンと痛いし、鼻水も止まりません。

目指す天狗岳は、向かいに見える「根石岳」を超えて、下って、少し登ります。

そして、ここが根石岳を下ったところ。

次は天狗岳を目指して登っていきます。

この辺りで青空になりました。

雪山に登ってるようでテンション上がります

オーレン小屋を出てから約3時間半。

東天狗の山頂に到着。

この日は70-210mmの望遠を持ってきていたので三脚を立てて撮影してました。

とにかく目を引いたのは、やはり「赤岳」。

まわりの山と比べても迫力がちがいますね。

稜線の左側には(たぶん)硫黄岳。拡大すると登山者が見えます。

体力の限界を感じていたので西天狗には登らず、来た道を戻りました。

この日の山行は5:35分でした。

ほんとに寒いぞテント泊

オーレン小屋に戻り、テントの中でビールを楽しんでいましたが、日が暮れるにつれて急激な冷えが襲ってきました。防寒用のダウンジャケットと、ダウンパンツを着込んでシュラフに入りますが、ガクガクと震えます。

シュラフはナンガのオーロラライト450DX。

今日の寒さだと力不足か?

ならばと、夕飯に持ってきたキムチ鍋で体の中から温めようとしますが食欲がわきません。

「朝まで我慢できるか?」

と、本気で心配しましたが、シュラフの中で我慢していたら徐々に暖かくなってきました。

深夜、トイレに出たついでの山小屋の温度計。

まだ10月でしたから、ここまで下がるとは思っていませんでした。

意外に役立ったのはamazonで買った安物のダウンパンツ。持っていって助かりました。

シュラフの中って下半身の方が冷えますね。

 

 

硫黄岳へ向かう

翌朝、まずはオーレン小屋からヒュッテ夏沢を目指します。

「赤岩の頭」を経由するルートの方が風を避けて登れそうですが景色を優先しました。

ヒュッテ夏沢に出るまでは樹林帯を進みます。

樹林帯を出ると強く、冷たい風が襲ってきます

無人?の建物を過ぎて進んでいきます。

不思議とあまり他の登山者を見かけません。

薄暗く寒々しい登山道をひとり登っていると、心許無い感じがします。

頂上付近、やっと登山者を見つけました。

ここを登ると硫黄岳山頂ですが、約1時間半の道のりが、3時間くらいに感じました。

山頂は広くて、多くの登山者が記念写真を撮っていました。

先ほどまでは、あまり人を見かけなかったのに不思議です。

他の人達を見ていると、ここから硫黄岳山荘→赤岳へと向かう人々がいるようです。

天狗岳で見た時も感じましたが、私レベルでは赤岳は厳しそう。

引いて撮ると、赤岳までの道は一段と遠くに見えます。

硫黄岳に登った達成感よりも、赤岳への道のりの遠さに驚いてました。

2日目は山行3:49でした。

(オーレン→硫黄岳→桜平駐車場)



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