三斗小屋温泉(那須)に行ってきた

アウトドア

山にも登らず、家からも出ず、という生活をしていると着々と体の衰えが進行しております。

平日に溜まった疲れのせいか、身体が無性に温泉へ行けと訴えてくるんで、2週に1回ペースで箱根や草津へと遠征を繰り返してます。

「遠征」となると、癒されに行ってるのか、疲れに行ってるのか分からなくなる時もありますが、今回は三斗小屋温泉に行ってきた話を書こうと思います。

 

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三斗小屋温泉

「三斗小屋温泉」は、那須岳の登山道にある温泉地で、徒歩でしか行けないという秘湯感に溢れた場所です。

今回は「峠の茶屋登山口」からのルートで行きましたが、強風の場合には「沼原湿原登山口」から歩くこともできるようです。(大黒屋旅館のHPには強風時のルートとして推奨されています)

すでに紅葉シーズンを終えた後でありましたが、それでも多くの人が訪れていました。

実は、この夏にも那須岳には来ていて、これが2回目。

その時に峠の茶屋登山口の混雑ぶりは、よく分かっていたので、今回は朝5時には到着するようにしました。

午前10時30頃の様子

宿のチェックイン時間に合わせると、ゆっくり歩いても11時ごろに出発すれば十分ですが、それに合わせて来てしまうと駐車スペースに困ることになります。

夏もそうなんですけど、シーズン中は早めに行かないと駐車に苦労する場所です。

 

午後11時、登山口から登り始めます。

登り始めの30分ぐらいは森の中を歩きますが、すぐに森林限界へと至ります。

峰ノ茶屋跡避難小屋が見えてきます

遠くに「峰ノ茶屋跡避難小屋」が見えてきます。

草木もない荒涼とした景色が広がっていて、駐車場から1時間ほどの場所なのに、すごく高い山に登ってきたような・・・。

そんなお得感のある登山道ですが、この避難小屋のあたりは、強風が吹くことが有名な場所でもあります。

2023年の10月。近くの「朝日岳」では、強風により行動不能になった4人の方が亡くなっています。

避難小屋から朝日岳方面

峰ノ茶屋跡避難小屋に来ると、ここが登山道の分岐点になっています。

ここから茶臼岳方面、三斗温泉方面、朝日岳方面へと登山道が伸びています。

そういえば、正確には「那須岳」という山は無くて、那須連山の総称なんですね。

朝日岳から

夏に朝日岳に登った時に撮った写真です。

中央右側には避難小屋の赤い屋根も見えます。登山道もわかりやすく、無雪期に人が亡くなるような場所だとは見えません。天候さえよければ、すごく気持ちの良いところです。

 

さて、三斗小屋温泉には、避難小屋脇の登山道を下っていきます。(小屋の横に標識が立っています)

旅館まで1時間ほどですが登山道はきっちりと整備されていて、そう苦労することなく温泉まで行けます。

登山道はきっちり整備されてました

 

 

大黒屋旅館

今回の宿泊は「大黒屋旅館」としました。

大黒屋旅館の本館

徒歩でしか行けない場所ということもあり、やはり普通の温泉街の旅館とは勝手が違います。

しかし、時代を感じさせる建物はうれしくなりますね。。

新館です

また、山小屋と違って「個室」なのも良いところ、壁が薄くて子供連れの家族の騒ぎ声に閉口しましたが、これが壁なしだったらクレームの一つや二つは言っていたと思います。

個室ではありますが、防音性はまったくゼロですから、皆さんも行かれる際はくれぐれも気を付けて下さい。

ある朝の朝食。中央のエビチリは持ち込みです。

食事は朝・夕ともに「部屋食」でした。
山小屋らしいシンプルな献立でしたが、想像以上においしくて満足です。

たぶん物足りないと感じるだろうと思って、いくつか総菜を持ち込みましたが、必要なかったですね。

 

お風呂について

お風呂は「岩風呂」とヒノキ造りの「大風呂」の2つがありました。
こちらは1時間交代で男女が入れ替わりとなっており、廊下にはスケジュール表が張り出されていました。

到着後、すぐに向かったのは岩風呂でしたが、大人4人も入ればいっぱいで、浴室まで来てみたものの中を覗いただけで、あきらめて部屋へと引き返す人も。

また、「ぬる湯」で、長風呂したくなるところですが、他の方々に悪いので、、そこそこの時間で上がりました。

狭くて、、人がいっぱいで入れない。

そんな状況が宿泊客に知れ渡ると、岩風呂は敬遠されがちのようでもありました。

夕食後、岩風呂に行った妻に聞いたところ、一人でゆっくりと長湯ができたようです。

岩風呂の狙い目は、皆が敬遠し始めた時に入ることですね!

 

次に、大風呂ですが、こちらは2つの浴槽があり「熱い」「暖かい」に分かれています。

それぞれの浴槽は岩風呂より広いのは間違いないのですが、、、やはり大人が4人ぐらい浸かっていると、そこに入っていこうとは思わないかもしれません。

まぁ、皆さんそこは上手くやっていて、熱風呂に浸かったり、板張りの浴室でひと休憩してみたりと周りと協調しながら利用していました。

隣の「煙草屋旅館」の露天風呂は日帰りもやってました。

 

最後に

温泉の事を書いたら、悪く言っているようになってしまったかもしれませんが、、全然、そんなことはなく、また行ってみたいと思っています(次こそは本館で)

ま、ちょっと、もうすこし温泉にゆっくり浸かりたかったなと思っただけです。

あと、風呂場で聞くともなしに聞いていたんですが、隣の「煙草屋旅館」の露天風呂が良いらしいんで、そっちも行ってみたいですね。



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