ビクセンA80MFで月撮影

カメラ

我が家の押入れには、ビクセンのA80MFという望遠鏡が眠っておりまして、、

「誕生日プレゼントで!」

とせがまれて、買ったわけですが最初の1回で飽きられて箪笥(押入れ)の肥やし状態です。

今回は、それを持ち出して、PENTAXと組み合わせて写真を撮ってみた、という話です。

 

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望遠鏡を買ったしまった後悔

本題に入る前に、子供にリクエストされても望遠鏡選びは慎重にという話を。

ビクセンの「ポルタII A80Mf」といえば、「初心者向け」で検索すると必ず出てくる逸品ですが、、

子供って飽きやすいですから、あっと言う間に興味がなくなったりします。

そうするとデカイ重い望遠鏡は、ただの厄介者

また、このセットでついてくるのは「経緯台※」といって、自力で望遠鏡の視野の中に対象(星)を入れなければなりません。

しかし、ソレって出来そうですか?(私は出来ません)

結局、我が家では「月」を1回、10分ほど見て、それですべて終わりました。

※経緯台の他に赤道儀ってものがあります。こちらは自動導入といって機械が自動で星を導入してくれる機能がついていたります。

購入を検討されている方がいましたら、よーく考えた方がよろしいかと思います。

 

望遠鏡の他に用意したもの

まず、知っておいてほしいのはA80MFはフルサイズでの撮影に対応していないという点です。

メーカーに問い合わせたのですがドローチューブ径が43㎜と細いのが理由だそうです。

つまり画面はケラれるわけですね。

また、カメラを接続するために追加の部品も必要になります。

拡大撮影アダプターは、接眼レンズを通すことで像を拡大して撮影するためのものです。望遠鏡ってそれ自体がデカイんで超々・望遠になるんだろうと思いませんか?

接眼レンズを通さずに、望遠鏡の鏡筒とカメラを直接接続して撮るのを「直焦点撮影」って言うんですけど、A80MFの場合は焦点距離は910mmです。カメラレンズで考えるとスゴイですが、実際に月を撮って見ると、期待していたほどではありません。

コレさえあればクレーターも大きく写るのでは?という期待だけで購入しました。

それと、カメラを望遠鏡に接続するためのアダプターです。直焦点撮影でも、拡大撮影アダプターを使った「拡大撮影」でも必須の部品です。(自身の使っているカメラマウントに合ったものが必要)

 

直焦点撮影と拡大撮影

さて、人の少ないところを求めて辿りついたのは印旛沼にある公園。

超初心者なので、他の人に見られたりすると何となく恥ずかしいじゃないですか?

季節は冬、印旛沼の公園に人なんかいないって勝手に思っていたんですけど・・・

「なにやってんすかぁー?そっち行ってもいいっすかぁーー」

と夜なのにデイキャンプ帰りの若者に声かけられ、来ちゃダメとも言えずに撮った写真がコレ。

これが直焦点撮影で撮ったものです。

撮影時に困ったのはピント。

最初はライブビューで見ながら合わせればいいやって思っていたんですけど、電子接点のない望遠境とK-1の組み合わせでは、液晶に映し出される月の明るさをマニュアル操作で調整できなかったんです。

そうなると月って明るいのでライブビューの画像は光が飽和しちゃって細部なんで全然見えません。

仕方がないのでファインダーを覗きながらピントを調整していますが、これが大変でした。

(後になって気づいたんですけど、AVモードにして露出をマイナスにすれば良かったようです)

 

続きまして拡大撮影アダプターを使った「拡大撮影」です。

A80MFに付属の20mmのアイピースを使っています。

Lightroomでテクスチャと明瞭度をMAX近くまで上げてます。ノイズだらけ、望遠鏡のゴミ?も見えてます。

携帯の画面ぐらいで見る分にはマシかもしれないですが、PCのディスプレイで見ると、まったく期待していたほどではありませんでした。

 

A80MFとPNTAX K-1と拡大撮影アダプター

今回、やってみてわかったんですが、K-1のような大きくて重いカメラにはA80MF+拡大撮影アダプターという組み合わせは少し無理があったように感じました。

望遠鏡の接眼部の強度が強くないのに、それに加えて拡大撮影アダプター+フルサイズ一眼となると、A80MFでは接続部分がガタガタする感じで明らかに力不足です。

やはり一眼レフ+望遠鏡で、天体を撮影ってなると、それなりの機材が必要なのかなぁと。

残念ながらA80MFはまたタンスの肥やしとなりそうです。



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