サムヤン24mm F1.4 ED AS IF UMCを購入したけど

カメラ

ロードマップに載っていなかった100mmマクロが唐突に発表されましたが、相変わらず他社と比べて新製品のないPENTAXです。こんな状況に昔はイライラしないわけでもありませんでしたが、最近は「お財布に優しいPENTAX」だと大らかな気持ちでいられるようになりました。

それでも、たまーにレンズ遊びがしたくなって古いレンズや、海外製レンズに手を出します。

今回、手に取ったのはサムヤンの24mm F1.4。

軽くて、明るい広角単焦点があったらいいなぁ、とネットサーフィンをしてたら、あるサイトさんでオススメされていたのが、このレンズでした。

なんでも、星景撮影では他社と比べてもコマ収差が少ないらしいです。

F1.4と明るいし、単焦点だから画質も期待できそうじゃないですか?

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ファーストインプレッション

楽天、Yahoo、mapカメラと、あれこれ探していましたら、KOMEHYOというショップで新品未開封のアウトレット品が売っていたので手に入れました。約3.5万です。

先程、私が見たサイトでは「お勧め」されていたと書きましたが、色々とレビューを読んでみると低評価も少なくないレンズです。

ただ、このレンズは安価な価格帯の製品です。

期待しないで買ったら「いや、結構いいじゃん!」って所に魅力があるような気がします。

まず見た目ですが、チープさはまったく感じませんでした。

想像以上にしっかりしています。

レンズは完全なマニュアルレンズ。

左に絞り環が見えますが、PENTAX版は「A」の位置で使えば本体側で絞りを制御できます。

ピントリングにはゴムが巻かれています。

回してみると適度なトルクが感じられて好ましいです。

ピントリングが悪いという評価もありましたが、これが駄目ならPENTAX DFA24-70mmなんて、もっとスカスカですよ?

レンズは張り出していますが77mmのフィルターがつけれます。

DFA15-30mmと違い、フィルターで悩むことは無さそうです。

 

ココは駄目、と思ったのは付属品のポーチ。

100ショップ同等品です。。

ここはもう少し頑張ってほしいと思いました。

ま、安いレンズですからねーと言っても実売は5万円くらいです。

普通に考えれば「高い」買い物です。

 

実際に撮影してみたところ

早速、このレンズをもって横浜の大さん橋まで行ってきました。

サムヤン24mmF1.4 24mm、F2.8、ISO400、1.0秒

開放では無く2.8まで絞ったのはPENTAX DFA15-30mmと比べてみようと思ったから。

続いて15-30mmです。

PENTAX DFA15-30mm 24mm,F2.8,ISO400,0.7秒

PENTAX DFA15-30mmはタムロンの「A012」のOEMと言われているレンズ。

小さい画面なら、遜色なく見えますか?

では、アップにしてみましょう。

左がPENTAX、右がサムヤン

ピントを合わせたところを拡大しました。

左がPENTAXです。

間違いじゃないですよ、左がPENTAXで、右がサムヤンです。

明らかに右のサムヤンの方がビルに書かれた文字をハッキリと写せています。

しかし、ちょっと待ってください。これは私の腕の問題が高いです。

後ほど載せますが、昼間に同じことをやったら15-30mmの方がシッカリと写ってました。

実売で2~3倍で、しかも評判が高いDFA15-30mmがサムヤンに負けたらいけませんよね。

それよりもサムヤンで気になったのは左の片ボケでした。

サムヤンの24mmを左側を切り出したところです。

左側が急激にボヤけているように見えます。

隅だからじゃねぇーの!?と思う方もいると思いますが、逆側はここまで荒れていませんでした。

 

片ボケなのかな?

気になった私は、次の日も横浜に向かいました。

まずはサムヤンの片ボケの検証から。

場所を変えて高台から住宅街を撮影しました。

サムヤン24mm F2.8、ISO100、1/2000秒

やはり小さいサイズだと分かり難いですね。

 

左側

これが写真の左側を抜きだしたところです。

それに対して右側です。

これが右側なんですが、やはり左側は解像度が落ちているように見えます。

これが家のディスプレイで見ると拡大するまでもなく右側のボケが一瞬でわかる程でした。

 

ついでに15-30mmでも同じ場所で撮影しましたので、改めて比較します。

こんどは左がサムヤン、右がPENTAXです。

今度は明らかにPENTAXの方が解像度が高いですね。

 

おまえもか?

DFA15-30mmで撮っていて違和感を感じていました。

前日、みなとみらいで夜景を撮っていた時からサムヤンと同じような症状を感じてたのです。

もしかして、おまえも片ボケじゃないか??

左側の写真(15-30mm)と、右側はDFA24-70mm。

両者ともに焦点距離を24mm(F2.8)で撮った写真です。(もちろんピント位置は同じにしています)

この15-30mmは、落として壊したあと、高い修理代(いや、高いと言ったら駄目なのな?)を払って直したレンズで、戻ってきてから、ほぼ防湿庫の中で眠っていました。

これは・・・いや、間違いなくレンズの問題だと思いました。

ま、その話はいずれまた書こうと思います。

 

サムヤンは購入店に相談

買って数日で片ボケ疑惑のレンズになってしまったサムヤン。

海外サイトでも、このサムヤンレンズの片ボケは語られているようで、レンズ性能自体の評価は良くても片ボケの個体が多いようです。

今回、このレンズを買ったKOMEHYOはカメラ専門店では無いので少し不安ではあったのですが、メールで問い合わせたところ修理を受け付けてくれました。(レンズは6か月保証付き)

返品してくれても構わないとも言ってもらえましたが、返品し、別のサムヤンを買ったところで片ボケの可能性もありそうで、だったらキッチリ直してもらえるのであればと、その方に賭けてみました。

修理からレンズが戻ってきたら、また続きを書きたいと思います。

サムヤン24mm 24mm、F11、ISO400、15秒

韓国製?と買う前は半信半疑でしたが、片ボケさえ無ければ良いレンズな気がします。

 

 



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コメント

  1. イワタ より:

    一眼を買ってみようかなという程度の初心者ですが
    片ボケというものを知ることができました。
    レンズにはこういう事もあるものなんですね。
    保証がない所での購入だったら泣き寝入りするしかないと思うと、ちゃんとしたショップで買うべきですね。

    • camerabike camerabike より:

      まったく、おっしゃる通りです。
      やはりカメラ専門店等に足を運んで買うのが一番だと思います。
      また、故障に関しては購入から数年後に起こる事もあるのでメーカーの対応がしっかりしている所が良いと思います。