Helios44のレンズ清掃をしてみた

カメラ

ebayで買ったHelios44は、出品者の「not used」という言葉に反してレンズ内が塵だらけでした。

海外オークションは安いですけど、こういうリスクも存在していますよね。

写りに関しては特に影響は無いようなんですが、一度気になると、もうダメです。レンズ清掃に手をださずには気持ちが収まらなくなってしまいました。

しかし、レンズは清掃はやったことがありません。

以前、Velbonの雲台をアルカスイス互換にしようと分解して、結局、壊しただけに終わってしまった苦い経験もあります。

今回は絞り羽根などは触らず、レンズ内のチリを無くすだけ。

自分の手に負えそうな範囲内でやってみます。

 

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清掃前の状況

レンズ内を覗き込むようにして写真を撮ってみました。ゴミが目立つようにライトルームで少し手を加えています。

チリが広範囲に広がっています

小さいものから大きなものまで、かなりの量の塵が見えます。実は一番気になっているのはレンズ中央なのですが、この写真だと白飛びしていて見えません。アイキャッチ画像の方には中央に白い汚れ(カビ?)が確認できます。

クリーニング用品を揃えてみた

Webでいろいろ検索して、クリーニング用品を揃えました。
すべてamazonで手に入ります。

今回用意したもの

①レンズサッカー
レンズを取り出す時に使う道具です。
吸盤の上にスポイトが付いており、スポイトゴムの吸引の力でレンズを吸付けます。

 

②カニ目レンチ
レンズの蓋を開けるのに使う道具です。
慣れた方は「コンパス」や「マイナスドライバー」で代用する人もいるようです。私は腕が無いので道具にお金掛けました。

 

③レンズクリーニングティッシュ
汚れたレンズを拭くために使いました。
シルボン紙+無水アルコールという組み合わせが一般的みたいです。私はカメラ用のウェットティッシュを使ってみました。

あとは家にあったブロワーも使っています。
道具を揃えたといっても出費はそんなには掛かっていません。

化粧板を外す

レンズ前面の化粧板に「カニ目レンチ」を差し込む「穴」が2ヶ所あります。

この穴の幅に合わせてカニ目レンチを広げ、固定します。

レンチの両端はそれぞれ「キリ」と「マイナスドライバー」のような形になっていて、穴の形状に合わせて使いわけることができます。

安いレンチを買ったからでしょうか?レンチの幅を固定するネジをかなり強く締め付けないと直ぐに動いてしまいます。

レンチを穴に差し込み反時計回りに回していきます。

レンチを回すよりも、刺した状態でレンズ本体を回す方が楽に作業できました。

ある程度まで回すと化粧板が上に浮いてきます。ここまでくると手で外すことができます。

無事に化粧板が外れました。

レンズを固定している金具を外す

化粧板を外れましたが、まだレンズは取り出せません。次にレンズを固定している金具を外していきます。

カニ目レンチを差し込むための「溝」が2ヶ所あるのがわかりますでしょうか?

どちらを外せばよいのか分からないので、とりあえずレンズに近い「内側」を試してみます。

化粧板を外すときと同じようにカニ目レンチの幅を調整します。

今回は「穴」ではなく「溝」なので、先ほどの逆側となる「マイナスドライバー」側を使ってみました。

同じようにレンチを回していくと、レンズを固定している輪っかが外れます。外側の「溝」ではなく内側が正解でした。

これで前玉を外せるようになりました。

レンズを外す

購入していたレンズサッカーのスポイトを押しながら吸盤をレンズに吸い付けます。(この作業をする前に汚れている可能性もあるので吸盤は拭いておきます)

スポイトの吸引力によって吸盤がレンズに吸い付きます。

レンズサッカーを持ち上げます。

これで前玉は外れました。

この前玉の奥にも取り外せるレンズがありましたので、レンズサッカーを使って同じように取り出します。

広げたウェットティッシュの上に外したレンズを置いてみました。

右側が前玉。左側がその下にあるレンズです。
写真に見える黒い枠はレンズを取り外すと一緒に出てきます。固定はされていません。

レンズを清掃する

レンズを拭くまえにブロワーを使ってホコリを飛ばします。

次に、割りばしにクリーニングティッシュを巻き付けます。

某サイトで見た方法を真似させていただきました

傷つけないようにやさしく擦りました

この割りばしの先端の柔らかいところで、やさしくレンズを擦ります。これを何回か繰り返します。

以上でレンズの拭き掃除は終わりです。

後は逆の手順でレンズを戻すだけですが、レンズを戻した後に、吸盤が吸い付いていた部分を同じようにウェットティッシュ棒を使って優しく擦っておきました。

それで実際に汚れはとれたのか?

残念ながら一番気になっていたレンズ中央の白い汚れは取れませんでしたが、細かい塵などは綺麗になりました。

清掃後のレンズ

一部だけですがクリーニングティッシュに付いていた汚れです。かなりのチリというかゴミがレンズ内に付いていたのがわかります。

ヘリオス44に限っては、不器用な私でも、それなりに綺麗に清掃することができました。

壊すことも覚悟しての作業だったのでホッと一安心です。

 

 

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