ロモグラフィから「Daguerreotypeが新しいレンズで帰ってきました!」
というメールが来たので、
半ば存在を忘れていた「Daguerreotype Achromat2.4/64」を持って鎌倉まで行って来ました。
このレンズって好みは分かれそうですが、個性的な写りなのは間違いなく、紫陽花なんて何枚撮っても似たり寄ったりな写真になってしまう私でも、ちょっと変化を期待できるんじゃないかと。
つまり「腕」がないなら「道具」で勝負です。
Kマウント版は、残念ながら終売いのようですが中古であれば安くでる事もありそうです。
鎌倉の明月院
あじさい寺で有名な明月院に行くのは2回目。
前回行ったのは4~5年前ぐらいでしたが、混雑具合は酷くなっていて、寺に入るにも行列に並ばなければなりませんでした。(15~20分待ち)
↑写真は閉門時間にちかい16:53分。
人混みは減ってきている時間ですが、まだまだ写真を撮っている人でいっぱい。
少なくとも土日で観光パンフレットのような写真(人のいない風景)を撮るのは不可能です。
Daguerreotype Achromaで撮る紫陽花
Daguerreotype Achromatの特徴を挙げるとすると
というところでしょうか。
まず、絞り開放で撮るとこういう感じです。
ピンボケ写真じゃありませんが、だいぶ緩い感じになっています。
レンズは当然のことながらマニュアルフォーカス。
ファインダーの向こうも側も滲んで見えて、私のPENTAX(レフ機)ではピント合わせも大変です。
こっちも開放の写真ですが、グルグルボケの傾向が出ています。
次は絞りプレートを変えてみました。
中央の紫陽花の右奥の玉ボケが、太陽マークのような形になっているのが見えるでしょうか?
このレンズは穴の大きさの違うプレートを差し替えることで絞りを変えていくのですが、単純な丸穴だけでなく少し変わったプレートも付属しているのです。
別売りではありますが♥マークや、★マークのプレートもあったりします。
こんどはFA77mmで撮った写真と比べてみました。
まずはFA77mmLimited
そして下がDaguerreotype Achromat 2.9/64です。
FA77mmはカメラ内現像(ポップチューンで彩度落とし)で、一方はLightroomでRAWファイルをほとんど手を加えず出力したものです。
ピント位置も絞りも、現像方法も違いますが、Daguerreotype Achromatの写りは好きです。
また、このレンズは明るいところよりも少し暗い方が撮りやすいです。
後ろにフレアが発生しちゃってますが、暗い方がレンズが暴れません。
絞りそのままに、わざと日差しの強い方にカメラを向けてみます。
紫陽花の輪郭は滲み、後ろのボケかたには絞りプレートの影響が強くでました。
レンズのレビューをするつもりで書き始めたわけじゃないのですが、そんな感じになってしまいました。
レンズの購入を考えていて、このサイトに迷いこんだ人もいるかもしれません。
過去の記事にも写真を載せています。
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