賛否両論のGo toキャンペーンを利用して群馬県にある四万温泉に行って来ました。
暦の上では既に秋ですが、強い日差しを浴びながらバイクに乗っていると喉の渇きが止まりません。高速のパーキングで休憩しつつ、ゆっくりと時間を掛けて向かいました。
到着したのは14時過ぎ、家を出たのが8時頃でしたので5時間ほどかかったことになります。
宿に荷物を置いたら、さっそく周辺を散策してみます。
宿の近くに映画「まく子」のロケ地として使われた落合通りがあったので行ってみました。
数件の飲食店と、日用品を扱う雑貨屋、それとスマートボールのできる遊技場が並んでいます。
私が育った街にはスマートボールが特別なものではなく、若い頃には随分と遊んだものでした。
そんな懐かしさを感じて遊技場に入ったのですが15時!?の営業時間を過ぎてしまって遊べません。スマートボールは大人の遊戯だったと思うのですが観光地だとしても早すぎる気がします。
街全体の印象は、良く言えば懐かしの「昭和風」、悪く言うと寂れています。お店の数が少ないというだけでなく、営業時間の短いお店が多いと思います。
近隣の伊香保、草津のように、浴衣姿でそぞろ歩きというイメージで行くとガッカリしてしまうかもしれません。
この旅での宿は「千と千尋の神隠し」のモデルと言われている積善館にしました。
もちろん旅の目的の一つは、本館前の赤い橋で夜景を撮ることです。
積善館は本館、山荘、佳松亭の3つの建物があります。私が泊まったのは本館で、こちらは「湯治棟」です。
お布団の上げ下げなどセルフサービスが基本ですが、他の二つと比べて安く泊まれます。
本館から他の建物は内部でつながっており、宿泊者は、どこの建物の温泉でも入ることができます。
私が宿泊した本館から見ると、一番遠くにある「佳松亭」は階段とエレベーターで上っていきます。
「佳松亭」には専用のエントランスがあるので、外から直接アクセスする事もできます。到着した宿泊客は併設のラウンジに通され、そこでチェックイン手続を行うようでした。
スタッフの対応、ロビーの雰囲気など高級旅館のようで、本館との違いを感じます。
歴史ある木造建築の本館も良いですが、予算があれば、こちらも泊まってみたいです。
本館の元禄風呂の前にて。
本館、山荘、佳松亭のそれぞれのお風呂に入りましたが、少し白く濁ったお湯はぬるめでゆったりと浸かることができました。
この日の群馬県は時折強い雨が降っており、観光には恵まれた天気ではありませんでした。
それでも本館に掛かる赤い橋には、他の旅館からも写真目当ての人が詰め掛けています。
三脚を立てたいので、あまり人の迷惑にならぬよう人が捌ける時間帯を待っていたら22時頃になりました。
本館の玄関は23時に閉まるので、1時間ぐらいは撮れるかと思ったのですが、22時20分頃にライトアップが消灯してしまい、そこで撮影終了となりました。
写真を撮りたい人は注意が必要ですね。
翌日は近くにある奥四万湖に寄ってきました。
JR東日本のCMで使われた場所で、四万ブルーと呼ばれる青い水面で、女優の吉永小百合さんがカヌーを漕いでいます。
四万ブルーを見たくて行ってみたのですが、残念ながら、この日はダム湖の水が少なく、バイクで湖の周りを周回するだけにしました。
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