PENTAX-DA 40mmF2.8 XSの購入とフルサイズでの使用

カメラ

もういくつ寝るとお正月。

大人のお正月は出費ばかりだが、サラリーマンにはボーナスという臨時収入がある。

少し懐が温かくなったところで、DFA21mmLimitedが気になって仕方がない。

これ1本で山に行っても楽しめそうで物欲を刺激する。

これまでDFA24-70mmをメインにしていたが重いのは辛いし、写りだって単焦点の方が期待できそう。

心配なのは星撮りでの周辺の写り。

Limitedはあえて「収差」を残して「味」を追求するレンズだから星撮りでは不安がある。

誰かが星撮りの作例を上げてくれるまでは様子見するしかないかな?

師走は物入りだしね。

でも妄想だけならロハだから、コイツを持って山に行く自分を想像してみる。

アルプスの雄大な景色には、やっぱり広角を使いたくなるし、意外に最大撮影倍率が高いので足元の高山植物もいけそうだ。でも、広角だけっていうのは不便なこともありそう・・・・

そんな時、持っている事を意識しないレンズがあれば重宝するのではないか?

ということで、

前置きが長くなったが、PENTAX-DA 40mm F2.8XSを購入した。

いわゆるビスケットレンズ。

ほぼボディキャップみたいに使えるから、登山でも重さを意識することなくレンズを+1できそうだ。

ただし、このレンズはAPS-C用

フルサイズでも使える事は分かっているが画質の面で多少の問題があるようだ。

その辺りを含め、フルサイズで使うDA40mmF2.8XSをレビューしていきたい。

 

スポンサーリンク

外観の話

当たり前だがビスケットと言われるほどだ、ほんとに小さい。ボディキャップと比べても大差がない

レンズキャップは普通のものと違う、ゴム製のキャップが付いてくる。

落下注意のレンズキャップ

排水溝のゴム栓のようなもので、溝にキャップを押し込むようにして取付ける。

しっかりと押し込まないとポロっと落ちてしまうので注意が必要。

つけたつもりでも、よく見るとキャップ全体がハマってなかったりして知らぬ間にポロっと落ちてしまう

買って数時間後、私は早速キャップを落として探し歩いていた。

 

このレンズのフィルター径は27mm。

こんなマイナーな大きさでもステップアップリングが売っている。

 

ステップアップリングを使えば普通のレンズキャップも使える。

ステップアップリング27-49mmとレンズキャップ

小さいことが最大のメリットなのに・・・使い易さを選ぶか悩みどころだ。

 

フルサイズでの使用感と欠点

欠点なんて言葉を使うと、

「APS-C用のレンズをフルサイズで使っておいて「欠点」とはなんだ!!」

と厳しい方からは言われるかもしれない、が、そこは大目に見て欲しい

フルサイズで使った時、ど素人の私が見ても、ぱっと気づいた点が二つある。

液晶画面の白飛びは欠点とは関係ない

一つ目は四隅の「流れ」

周辺減光が強いので分かり難いが、相当に絞らないと四隅は安定しない

分かり難いかもしれないので、隅だけを切り出してみる。

左下を抜きだしたところ

売店で物色中の男性が流れてハッキリ写っていない。

解像度の低下は、四隅において顕著に現れる。

 

続いて、気になった事の二つ目は「逆光耐性の弱さ」

レンズフードが付いていないこともあって逆光には極端に弱い

オールドレンズが好きな人ならフレアは好物?

え?と思うぐらいに簡単にフレアが発生する。

先ほどのステップアップリングを付ければ社外品のフードを付ける事は可能。

しかし、フードを付けると普通のレンズのようになってしまう。

ラバー製フード

伸縮するレンズフードを使っては見たが、やはり大きい。

ここまで大きくなるなら、予算は上がってしまうが43mmLimitedの方が良いかもしれない。

人気のLimitedレンズも43mmは手頃な値段で買える。

43mm Limitedもフードを外せば小型軽量だ。

 

参考写真

このレンズで撮った写真をいくつか載せてみる。

写真は、カスタムイメージ利用の「撮って出し」。

 

まずは先日の「涸沢」の記事には載せていなかった写真。

涸沢には15-30mmと、それだけだと広角すぎるので、DA40mmも持って行った。それとGR。

涸沢のキャンプ場

夕闇の迫るキャンプ場。

開放で撮ると緩い感じもするが、ゆっくりと暮れて行くキャンプ場の雰囲気が出ている気がした

ナナカマドの実

F2.8の明るいレンズなので、少々暗くても手持ちで撮れる。

 

右隅を見ると流れている

F5.6まで絞って撮影。開放に比べて随分とクッキリしてくるが隅はやはり流れている。

 

次は千葉県の佐原。

香取市にある「佐原」は中央に川が流れ、両岸には古い町並みが残っている。

古い民家の前で

なだらかにボケていく感じは悪くないと思う。

 

柳の木

川沿いに植えられている柳の木が風に揺れていた。

逆光の影響は感じるが、嫌なフレアは出ていない。

正上醤油店

県指定の有形文化財。

 

川沿いに古い町並みが残っています。

F5.6でも見られた四隅の流れは、F8まで絞ると少し改善しているように見えた。

最大撮影倍率は0.13

最短撮影距離は40cm。あまり寄れないレンズである。

 

購入してみての感想

DFA40mmF2.8xsは非常に小型で、使っていて面白いレンズではあるが、私のように登山で荷物を減らしたい、安いレンズで遊んでみたいという人以外は要求を満たせないかもしれない。

特にフルサイズでは四隅が安定しないなどの明らかなデメリットがある。

それでも価格が安いので、完全にボディキャップとして使うのは面白いかもしれない。

常に携帯していれば何かの時に「持っていて良かった・・」と思うかもだ。

 

自分の中で使用頻度の高い小型軽量レンズを考えてみるとDFA50mm Macroや、FA43mm Limitedを持ち出す機会が多い気がする。この2本と比べると残念ながらDA40mmが優れているのは小さい事しか思い浮かばない。

FA43mmは意外とアンチな評価も目にするので、DFA50mmの方が万人受けするかもしれない。軽くて、マクロも使えて便利なので、1本持っていても損は無いと思う。。

 

カメラレンズ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
camerabikeをフォローする
スポンサーリンク

コメント