今年は秋が早かった。
いや、夏が短かったのか。
お盆頃からスッキリとしない天気ばかりが続いている気がする。
毎年9月に「夏休み」を取って出かけるのだが、今年はコロナもあって山に籠る(キャンプ)ことにした。
場所は、あの無印良品が運営する南乗鞍キャンプ場
今回は、
- 南乗鞍キャンプ場(Bサイト)
- YOKAから発売されているダブルパンのレビュー
- 雨の日のサーカスTCの使用感
の3つを中心に書いていきたいと思う。
南乗鞍キャンプ場
あいにくの悪天候の中、南乗鞍キャンプ場についたのは14時過ぎ。
受付のあるセンターハウスで申込書を記入し、使用料を支払う。
続いて滞在中の諸注意(熊・騒音等)の説明を受けるのだが、騒音の話になったところで
「あ、でも、今日はお客様だけなので大丈夫ですね」
と、女性スタッフが少し笑いを含んだ感じで言う。
外は小雨がパラパラ、明日以降も雨が続くらしい。
相当に大きいキャンプ場でも、この雨の中でキャンプをしようなんて物好きはそうは居ないようだった。
センターハウスは売店が併設されていた。
薪やライター、ダッチオーブンみたいな大きなものまで一通り揃っていて、忘れ物をしても十分にカバーできる。生鮮食料品については、冷凍のお肉が少しだけ置かれているぐらい。しかし、値段が高いのでキャンプ場に来るまでに購入した方が良い。
買い出しは最寄りのスーパーまで車で1時間ほどだった。
さて、今回予約していたサイトは「B23」。
湖畔サイトに泊まりたくて(池だけど)、いろいろ調べてB23を選んだ。
話が前後するが南乗鞍キャンプ場は無印良品の公式から予約する。サイトも予約時に選択するので、どの場所が良いのか知っておく方が良い。
選んだB23は池との間に立木があって、池への眺めという点では少しマイナス。しかし角地になるのでプライベート感は高い。
池に近いのはB20,B21、B22辺り。
池に近いのは良いのだが、両サイドに宿泊者が居ると視界が開けている分、プライベート感が無くなってしまう気がする。
テントを立て、ビールを一本開けたら、もう夕食の準備を開始しなければならない。
サイトには焚火台が設置されており、自分で用意する必要は無いのだが、私は料理もするのでベルモントの「TABI」を用意した。TABIはグリルが付属しているので料理ができるのだ。
このTABIという商品は、薄いチタンをメインに作られているため、耐久性を心配していたが2日間使用してみて予想以上に頑丈に作られているようだった。
夕食と星空
献立はアルミ製のダッチオーブンで作るビーフシチューと、ホットサンド。
以前、シチューなんてハウス食品とかが偉いんであって、そんなのはダッチで作るべき料理ではない!というような妄言を吐いていた。
しかし、秋になると熱々のシチューがうまい。
作業開始から2時間。
テントを立てて、夕食を準備したら日が暮れていた。
赤ワインとデミグラスソースで作ったビーフシチュー。
ワインだけで煮たので酸味が強く出てしまった。
夕食後、後片付けを済ませると、時間をどう潰すかという問題がキャンプにはある。
もちろん何もしない時間を過ごすのも良いのだが、それだと子供が退屈する可能性もある。
私の場合はAMAZONのタブレットに映画をダウンロードして持ち運んでいる。この日は「エンド・オブ・キングダム」。このシリーズは外れが無いので見てない人にはオススメ。
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夜が更け、
焚火を始末すると真っ暗な闇に包まれた。
この日は他に誰もいない。
たまたま空を見上げると星が輝いていた。
星が見えていたのは、ほんの一瞬。
慌てて三脚を持ち出し、2、3枚撮って、さぁ、本番と思った時には星は消えていた。
写真を諦めテントに戻ると、
遠くで熊よけの爆竹が聞こえた。
YOKAのダブルパンで調理に挑戦
「YOKA」とはアウトドア用品を販売しているメーカーで、そこで販売されているダブルパンは、大小セットの鉄のスキレット。
それぞれを単体のスキレットとしても使ってもいいし、重ね合わせて簡易的なオーブンとしても使えるという商品だ。
朝食は熱々の鉄板のまま食卓に並べてみた。
昨日の残り物とソーセージを炒めただけだが、ダブルパンを器に使うだけで上級キャンパーっぽい。
次に昼食は、ダブルパンを簡易スモーカーとして燻製を作ってみる。
先日、燻製のレシピ本を手に入れ、アレ食べたい、コレ食べたいとモクモク夢を膨らませていたところだった。
ナッツや、卵を使った燻製は思っている以上に簡単だ。
敷いたアルミホイルを上にスモークチップをセットし、下から火を当てて煙が出てきたところで蓋を被せるだけ。
時間は10分〜15分ほど。
料理をやったことの無い人でも簡単なのに、妙に玄人感が出てくる料理だ。
評判が良かったのは「カマンベールチーズ」
ほんのりとしたウッドの香りと、熱々とろとろのチーズがうま、旨まぁ~と絶品だった。
そして夕食では、パン焼きにも挑戦してみた。
料理はそこそこ日常からやってるが、パンなど焼いた事もないし、家にオーブンも無い。
まったく初めての挑戦。元ネタはコレ
野外で発酵できるか心配だったが、そこは何とかクリア。
これぞダブルパン。被せたスキレットの上に炭を置いてオーブン調理。
使用していたガスバーナーの火を可能な限り絞ったが、それでも強すぎたようだった。
5分程度で焦げた匂いがたちのぼってきた。
慌てて蓋を開けてみると、上はふわふわの生焼け、下はこんがり焦げつきのパンが現れた。
焼いている途中にもパンが膨張したようで見た目も悪い。
味は悪くないが生焼けのため食は進まなかった。
メインは高山市内のスーパーで買った「飛騨牛」
地元価格のためか値段も控え目なのに旨い。
機会があれば、ぜひ、食べてみて欲しい。
雨の中のサーカスTC
ポリコットン製のサーカスTC(テント)は、火の粉に強いが雨はどうなんだろうか?
雨漏りするようなら即撤収しなければならない。
結論から言うと、
サーカースTCは2日間の雨の中、雨漏りすることなく耐えきった
降ったり、止んだりを繰り返す天候で、ずっと雨に打たれていたわけではない。
しかし、夜半に強く降った雨の中でも雨漏りすることは無かった。
台風みたいな強い雨じゃなければ心配が必要ないんじゃないだろうか?
このキャンプ場で、雨より嫌だったのは
「ハサミムシの襲来」
ふと腕を見るとハサミムシとこんにちは。
食器やランタンの上を這うハサミムシ。
帰宅後、テントを干そうと外に出したらハサミムシがゾロゾロ
など、とにかくハサミムシ。
ご存知のとおりサーカスTCにはインナーテントが付属していない。
オプション品もちょっとお高い。
就寝中、ハサミムシが顔の上を歩いてたなんて想像すると発狂しそうだ。
そんな心配から守ってくれたのが社外品のポールテント。
ポールを使わずに、ランタンフックに引っ掛けるだけで使えて、しかも安い。
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