バイク人生ウン十年。
初のユーザー車検に挑戦してきました。
車検当日まで、いろいろなサイトで勉強させて頂きましたが、
分かったことがあり、
最後までよく分からなかったこともあり、
そんな事を抱えながら車検場に突入してきました。
また、調べていた事と違うこともありました。もしかしたら、車検場によって対応が少しづつ違うのかもしれません。
今回、神奈川運輸支局での体験談を書こうと思います。
なお、私は運転歴はそこそこありますが、メカにはとんと弱いライダーです。
費用の違いから、初めてユーザー車検を選択しようとする人の参考になればと思います。
車検場の予約と必要書類
まずは、車検場の予約を取らなくてはなりません。
平日しか選べませんので社会人は有給休暇を取る人も多いでしょう。
車検当日までに必ず用意しておきたい資料は次のとおりです。
1.車検証
2.納税証明書
3.定期点検記録簿 ※1
4.自動車損害賠償責任保険証明書(これまで加入のもの)
下記のものについては車検場で手に入ります。
4.自動車損害賠償責任保険証明書(今回加入したもの)
5.自動車重量税納付書
6.自動車検査票 ※2
7.継続検査申請書
※1 私の場合は特に使われていなかったように見えました。ただ、必要となるかもしれませんので用意しておいた方が安心です。webで簡単にフォーマットが見つかりますので印刷&記入しておきます。
※2 Webでフォーマットが配布されています。書く内容は簡単ですので、事前に用意する必要はないと思います。
私を悩ませた問題
車検場に行く前に私を悩ませた問題点が3つありました。
① 中古車を買ったので納税証明書が無い
自動車税は4月1日時点に所有している人に課される税金です。収めてさえいれば納税証明書を紛失していても市役所で納税証明を取ることはできます。
しかし、私は車検の残っている中古車を昨年の6月すぎに購入しており納税していません。当然ながら、その年の自動車税は前オーナーが払い、納税証明書も持っているはずです。
さて、この場合はどうなるのでしょうか?
結論を言いますと「お住まいの市役所に確認」ということになります。最初は神奈川運輸支局に問い合わせましたが市役所で確認してくださいと言われました。
よく問い合わせのある内容だったのでしょう、市役所の担当者は慣れた感じで答えてくれました。非課税の旨が納税証明書に記載されているので、それで車検に対応できますとの事。
ただし、この辺りは管轄の市町村によって違いもあると思います。同様の事で悩まれている方はお住まいの市役所に聞いてみてくださいね。
② フォグランプはどうなるの?
車検の最難関は光軸検査になると思いますが、後付けのフォグランプはどうなるのでしょう?
中古車で買った私のバイクには前オーナーが付けたフォグライトが付いていました。
ネットで見ると車検前にフォグを外した人などがいましたが、私にはそのスキルはありません。仕方ないので、そのままの状態で車検を受けてきました。ウインカー等のチェック時に、フォグランプの点灯も確認されましたが、それだけでした。後付けのフォグが付いている点には何も言われませんでした。
③ 2灯式?1灯式??
光軸検査はそのバイクが「2灯式」か「1灯式」を選んで検査を受けます。
他のユーザー車検体験記を読んでいると、この辺りを軽くスルーしているのですが、ご自身のバイクが2灯か、1灯か?わかりますか??
私の愛車(XT1200Z)は「2灯式」でしたが、2つ目のライトだからと言って必ずしも2灯とは限りません。
この辺りについては、こちらのサイトで勉強させていただきました。(ありがとうございます!)
ただ、実際に受けに行ったら車検場の係員の方が確認してくれて、何も心配する必要がありませんでした。
車検の流れ(神奈川運輸支局版)
車検場に付いたら入り口脇にバイクを停めます。
空いていたので車のところに停めたら係員に移動するように言われました。
車検場の入口(出口)付近には、代書屋さんが並んでいます。
新しい自賠責保険に加入していない方は、適当な代書屋さんで加入手続きができます。
車検場は朝いちの予約でしたが代書屋さんも朝早くから開いているようです。
自賠責保険に加入しましたら、③→②→検査コースという流れで進んでいきます。
③とか②とかは建物の番号です。
建物に番号がペイントされていますので、それを頼りに進んでください。
入口をはいって右手にある建物が③になります。
こちらで記入用紙の入手と、重量税等の印紙の購入を行います。
用紙は無料で手に入りますが、ユーザー車検初心者には並んでいる用紙のどれを取ったらいいか分かりません。窓口の方に「2輪の継続で必要な書類はどれですか?」と聞けば優しく教えてくれますので大丈夫です。
また、印紙の購入窓口がありますので、やはり「2輪継続」ですと言えば必要な額の印紙を出してくれます。
ここまで終わりましたら、③の建物を出て②に進みます。
②の建物に入って右奥に進みますと、③で手に入れた用紙の記入例が置かれた記入台があります。
記入内容は難しくありません。記入例を見ながら用紙を書いて、③で買った印紙を貼り付けます。
記入台の脇にユーザー車検の受付窓口があります。そこで記入した用紙を提出し、内容に問題が無ければ、検査レーンに向かうように指示されます。
車検の実際
②の建物を出て検査コースへとバイクを移動させます。バイクは検査レーンの奥から3つ目でした。
先着のバイクが居ましたので、その後ろに並びます。
(前のまえに「F〇CK」と気合入ったバイクが並んでます。こういう方も車検は受けるんですね)
検査レーンに入る前に、②の建物で書いた書類を係員に渡し、ウインカー、ブレーキランプ、ライト(フォグ)のチェックを受けました。横の車のレーンではハンマーで叩いてボルトの緩みを確認してましたが、バイクではありませんでした。
各ランプに問題がなければ検査レーンへと進みます。
細長い検査レーンには、手前から奥へと検査機が備え付けれており、一つの検査が終わったら、バイクを前にすすめ、次の検査を受ける。といった具合で進行していきます。
よほど慣れていない感が出ていたのでしょう。
係員の方から「初めてですか?」と聞かれたので、「そうです」と答えたところ、すべての検査で係員が横に付いてくれました。後は言われるがままにブレーキ踏んだり、ライトを付けるだけ。書類も係員が処理してくれました。
見ていると慣れている方は電工掲示板の指示に従いながら一人で検査を受けていく感じのようです。初めての方は「初めてです」と言った方が係員がフォローしてくれるので安心だと思います。
業者の方でしょうか?検査待ちの列の後ろに並んでいた方なんですが、検査レーンで迷っていた人を係員に代わりフォローしている人がいました。前の人が終わらないと後ろの人は進めませんから、手際よくやりたいのでしょう。私も列に並んでいる際に「もっと前まで進んで大丈夫」とのアドバイスを受け、大変恐縮でした。
ユーザー車検での最大の難関と思われる光軸検査は、初っぱな×印が表示されました。なにか状況を変えなければと、少しお尻を浮かしてみたらOKに変わりました。
2灯式のバイクは左右のライトを交互に隠して検査を受けるのですが、それも係員が手持ちのボードで隠してくれていました。
受験前は2灯式?、1灯式?と悩んでいましたが、係員の指示に従うだけで済んでしまいました。
今回、光軸をパスできたのは、車検前にバイク屋さんでライト周りの整備をしており、その際に光軸も見てくれるようお願いしたからだと思います。検査装置は無いから勘だとは言ってましたが流石でした。
チェック終了後
すべての検査を終えると、後は新しい車検証とシールを受け取るだけです。
新しい車検証を発行してくれる窓口が分かりにくいので、最後にその点について書きたいと思います。
検査が終わりましたら、そのまま前にバイクを進めます。中央の狭いのがバイクの検査レーン出口です。
検査場を出たあたりに2台のバイクが停まっているのが見ます。
その右側の赤丸の窓口(グリーンのジャケットの人がいます)に検査の書類を提出しますと、サインか何かされた後に書類を戻されますので、次に左の緑丸の窓口に書類を提出してください。その場で新しい車検証とステッカーを渡してくれます。
以上、めでたく完了となります。
今回は、係員に検査をフォローして貰っていますので、検査に関して情報不足ではありますが、初めてのユーザー車検もその気になれば何とかなる。という事は分かってもらえるのではないでしょうか?
なお、懐具合の事情もあってユーザー車検にしましたが、やはり命を預けるバイクですので、時期を見てバイク屋さんで点検を受けようと思っています。
どっとはらい。
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