ZENIT Helios44-K4 を購入

カメラ用品

今年発売されたPENTAXの新レンズ(PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED )が気になっています。

買おうかどうしようか?ではなく価格コムでの売れ筋ランキングの事です。

発売から2か月経過で199位ってどうなんでしょう??悪いのか悪くないのか・・・

えー、さて、新レンズには手を出せませんが、オールドレンズに手をだしてみました。

海外のオークションサイト(e-bay)からグルグルボケで有名なHelios44を入手しました。

購入から撮影までレビューしてみたいと思います。

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e-bayで購入

私はe-bayでは「Buy it Now」ボタンがある商品にしか手を出していません。

この場合だとボタンを押して決済方法を選ぶだけで購入できますので海外通販と変わりなく簡単です。

今回、落札したのはロシアのHelios44-K4で、少し珍しいKマウント版です。

Helios44は大量生産されているので価格は安いですが、Kマウント版は送料込みで7,000円ぐらい掛かりました。

M42版でしたら出品数も多いですので、もっと安いものが簡単に見つかるはずです。

e-bayは基本的に海外とのやり取りになりますので商品の説明がアバウトです。
Mintだとがexcellentという単語も鵜呑みにはできません。

私の落札した商品説明には「New! Not use since 1995」と書かれていましたが、出品者のポジティブフィードバックは95%といまいち信頼性に欠けます。

ただ、New!と書いている以上は、そうは言っても酷くはないだろうと、虎穴に入らずんば虎子を得ずということでBuy It Nowです。

開封してみる

落札から2週間で手元に届きました。

段ボールを開けると雑誌を破ったと思われる大量の紙に中にバトミントンのシャトルケースが入っていました。

肝心のレンズはシャトルケースの中です。

紙には香水が染みこませてありました

全体的な見た目に関しては、パッと見たとこ「新品」ではありませんが、割と綺麗です。

正面から撮影

フラッシュで光を当てていますが、横からみても綺麗です。

横から撮影

絞りもスムーズに動きます。リアのレンズキャップは、付属していなかったので追加で購入しています。

まぁ、綺麗だと思います。

外見は悪くありませんが一番の問題はレンズの状態です。カビ、クモリなどがあっては素人には手が負えません。

この写真だと分かりにくいですが、レンズ中央部に白いゴミがあります

心配していたことが的中しました。レンズ前玉に塵では無い、大きなゴミ(カビ?)がこびりついています。
覗き込むと大きな黒いゴミ、チリも点々としています。

菌糸が伸びているように見えないのでカビじゃないと思いたいのですが、実際にカビが生えたレンズというものを目にしたことが無いので判断できません。

ただ、室内で試してみたところ撮影には影響しないことは確認できました。

実際に撮影してみる①

春らしく桜を撮ってみました。
紹介してる写真は基本的にはJPG撮って出し、絞りは「開放」です。

桜の枝を見上げるようにして撮影しています。
思いのほか素直な感じで写っているような気がします。空の色も綺麗に出てます。

Helios44で撮った最初の1枚

最初の1枚は、絞り開放ですがハレーションで白く煙る事なくシャープに撮れました。

フレア発生

桜の枝を見上げるようにして撮影しています。
中、強い太陽の光がレンズに直接入ると盛大にフレアが発生しました。

この写真のみホワイトバランスをいじっています

グルグルボケが少し出たかな?という写真

赤っぽいのはホワイトバランスの問題です

色見はホワイトバランスの設定の問題です。赤色が強く出てしまいました。

初撮りの感想としてグルグルボケは狙って簡単に出せるというものではないようです。

今後、いろいろと試してみたいと思います。

写真を撮ってみる②(国道駅)

古いレンズを使うのだから、撮影対象も古いものをと思って国道駅に出かけて来ました。

写真は基本的にJPG撮って出しですが、カメラの設定を「リバーサルムフィルム」にしています。

国道駅の外から構内を覗き込むようにして撮影しました。
左に人影が見えますが、この日は何人かのアマチュアカメラマンが撮影していました。

外から見ても怪しげな雰囲気です

中に入って壁を見上げると古めかしい配線がいい味を出しています。

配線フェチ

構内には居酒屋が1軒と、まだ人が居住していると思われる住居が存在しています。

トンネルのようなアーチ型の天井が美しい。

この写真だけLightroomで傾きを直しました

昭和初期にできたままの非常に古く、しかも無人駅ですが、乗降客はそれなりに居ます。

改札へ向かう人

既に営業を辞めてしまったお店もありますが、どんな店だったんでしょう?

廃業しているお店

ずっと薄暗い構内に居ると、まるで「異界」に踏み込んでしまった気がしてきます。

ホームへと続く階段をのぼって日常に戻ります

日常に戻る階段

Helios44はF2.0の明るいレンズですが、暗い中でマニュアルフォーカスは難しかったです。

写真を撮ってみる③(千鳥ヶ淵)

最後に千鳥ヶ淵で桜を撮ってみました。

露出を落として撮影しています

次は千鳥ヶ淵の人気撮影スポット。

遠くに東京タワーが見える人気スポット

ソフトな柔らかい感じです。
焦点距離は違いますが「PENTAX-D FA 70-200mm」で同じ場所を撮ってみました。

D-FA70-200mm。画像ソフトで明るさを落としています

携帯の画面だと差を感じないかもしれません。

Heliosと比べると細かい部分もシャープのように思います。

ただ、この写真に関して言えばHeliosの方が何となく雰囲気あって個人的に好きです。

Helios44だけでオールドレンズは語れませんが、よく写るのは、やはり現行レンズなんだと感じました。

Kマウント版での失敗

国道駅でいくら絞っても緩い感じにしかならないので、レンズが壊れてるかと思ってました。

このレンズは絞り優先(AV)だと開放でしか撮れません。恥ずかしながら散々撮った後に気づきました。

Mモードであれば絞りが使えます。

 

以上、Helios44のレビューでした。

 

 

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