PENTAX FA77 F1.8 LimitedでマンフロットXumeを試す

カメラ用品

スポーツ会場で写真を撮ったりしていると軽量で明るい望遠レンズが欲しいと思うことがあります。

私の持っているDFA★70-200mmは単純に重いし、大きすぎて、振り回すと周りに迷惑です。

タムロンからのOEMだと言われる70-210mmのレンズはF4通しで、PENTAXの高感度の強さを生かせば室内でも十分に撮れる思いますが、気軽に買える値段ではありません。

値段に関しては「一応、純正なんだし仕方ないじゃん?」と言われるとそうなんですが・・・他のメーカーなら受けられるサードパーティ製レンズの恩恵が今のPENTAXにはありません。。

他社に比べてコスパの良さがPENTAXのウリだったのに最近は様子が違うようです。次のAPS-Cは20万後半という話もあって、APS-Cにそれだけ出費するならSONYで良くない?と思う人が出て来る。というか、既に私がそんな感じです。

DFA★85mmを買う値段で、シグマのArtレンズが2本買えることを考えれば、新たに本体代が発生するにしても、長期的にはマウント変更によりコストが安くなるでしょう。

レンズが捉えた像をそのまま肉眼で見ることができる(ブランドブックより引用)

可動液晶やGPSが省かれてしまっても、その想いに賛同する人がどれだけいるのか?

新APS-Cが発売されるまで、とりあえず、コロナの給付金で買おうと思っていたDFA★50mmは様子を見る事にしました。

 


 

さて、少し前にPENTAXのFA31LimitedにマンフロットのXUME(ズーム)を試しました。

XUMEは磁石を利用してワンタッチでレンズフィルターの装・脱着ができるようにするアイテムです。
31mmで試したところ、分厚いC-PLではケラレましたが、薄型のフィルターであれば大丈夫だという事が分かりました。

今回は、その成功に気を良くして、同じFA Limitedの77mmにXUMEを導入したいと思います。これが上手くいけば同じフィルター径であるFA43mmもXUMEによる利便性の向上を享受できます。

 

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いきなりの失敗

FA77のレンズフードは少し珍しい「内蔵式」です。

フードを使う際には、内蔵フードを引き上げて伸ばします。

この内蔵フード、伸ばした状態だとレンズフィルターが内側に隠れてしまうため、C-PLの操作が面倒だという欠点がありますが、それでもフィルターが使えないという訳ではありません。

しかし、XUMEを取付けた場合には、フードを伸ばそうにもXUMEの枠がフードが引っ掛かって伸ばせないことが分かりました。下の写真のようにXUMUが引っ掛かってフードがこれ以上あがらないのです。

 

結論、FA77でXUMEは使えません。

 

悪あがき

FA77にXUMEは使えませんでした。

しかし、私は既に49mmのXUMEを買い込んでしまっています・・・XUMEって結構高いのでFA77でも使えるよう足掻いてみたいと思います。

まず、FA77の内臓フードは使えないことが分かりましたので、ねじ込み式のフードを別途用意します。

Limitedの質感に合わせるためフィルター径が同じFA43Limitedのフードを購入しました。

レンズフードを買い足しましたが、これだけではXUMEの効果が出ません。ねじ込み式のフードを使うのでは、フィルターとフードの装・脱着という手間が発生するからです。(レンズ ⇔ フィルターの装着はXUMEの効果で一瞬で終わったとしても、交換後のフィルターにフードを装着する手間が掛かる)

そこで、「XUME+フィルター+フード」を1単位とした運用を行うようにします。

① XUME + 保護フィルター + レンズフード

② XUME +    C-PLフィルター + レンズフード

このようにXUME~レンズフードまで三位一体で運用すれば、XUMEによるワンタッチでのフィルターワークが実現できます。

ただし、これにも問題があって、使いたいフィルターの数だけXUMEとレンズフードを用意しなければならないのと、保護フィルターを付けたままではフィルターの収納に支障がでることです。

価格の方は仕事(残業)を頑張るにしても、フィルターサイズが大きくなると収納の面で困ります。

XUME+フィルター と、 ZUME+フィルター+フード では、大きさが全然違います。
このままの状態ではフィルターケースには入らない可能性が高いてす。

そこで次の手として、ラバー式のレンズフードを購入しました。

このフードの良いところは安いので数を買えること、また、伸縮式のため小さくなることです。

さっそく別途用意したC-PLフィルターと組み合わせてみます。

左から「ラバーフード」、「XUME」、「C-PL」。この3つを組み合わせます。

同じようにXUME+保護フィルタ+フードを組み合わせたセットも用意してみました。

左下: XUME+保護フィルター+レンズフード
右下: XUME+CPLフィルター+レンズフード(ラバー)

まず、保護フィルターをFA77に装着してみます。

保護フィルターにはFA43用の金属製のフードを取付けています。保護フィルターは常に装着するので、見た目を考えて金属製を使いました。

FA77mmの標準のフードと比べると、XUME+ねじ込み式のフードの方が全長が長くなっていますが見た目に違和感はありません。

次にラバーフード+C-PLに変えてます。交換はXUMEのおかげで一瞬です。

ラバーフードは使わない時は畳んで収納します。

ラバーフードを畳むことで、コンパクトになりましたが、それでも分厚いのでフィルターケースには入らないと思います。

まとめ

以上の方法によりFA77mmにXUMEを導入することができました。また、ネジ込み式のフードに切り替えた結果、FA43mmでも同じように使えるようになっています。

XUMEで問題となるケラレに関しても、標準~中望遠である77mmと43mmでは気になる事はありませんでした。

1点。実際に使ってみて困ることがありました。それはレンズの先端(フードの部分)を何かにぶつけるとアっという間にレンズフィルター+フードが吹っ飛んでしまうことです。

XUMEは磁力で止まっているだけなので少し強い力が加わると簡単に外れてしまうのでした。

肩にカメラを提げて歩いている時などでは注意が必要です。

 

 

 

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