ドバイ ブルジュハリファでの撮影事情を紹介する

ドバイモール周辺 撮影記

灼熱のドバイ。

世界最大規模のハブ空港を持つ都市なので、トランジットで訪れた事のある方も多いと思います。

今回はブルジュ・ハリファ(英語ではバージ・カリファ)での夜景撮影にフォーカスして紹介します。

私が訪れたのは2018年の9月。

わずか4日間の滞在期間中に2回もブルジュ・ハリファに登ってきました。

カメラ機材はどこまで持ち込めるのか?など日本では情報の少ない話なども読めばわかります。

いや、分かるかもしれません・・・

 

今回は、

・ ブルジュ・ハリファとは

・ 展望台への行き方と予約方法

・ 三脚などの機材の持ち込み

・ 撮影顛末とこれから行かれる方へのオススメ

について紹介したいと思います。

ただし、2018年9月時点での話ですので現時点では少し異なるかもしれません。

 

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ブルジュ・ハリファとは

英語ではバージ・カリファ。

オープンは2010年。163階の高層ビルです。

ブルジュハリファを外から撮影

高さは828mで2018年時点で世界で一番高いビルです。

ちなみに日本のスカイツリーは634mですのでスカイツリーより200m近くも高いことになります。

展望台は124階にある「At the Sky」と148階の「At the top Sky(555m)」がありますが、展望台の高さで言うと上海タワーなど他に高いビルがあります。

 

展望台への行き方と予約方法

①展望台チケットの入手について

まず、展望台に行くにはチケットを入手しなければなりません。

当日券は高いので事前に公式ページで購入していくことをオススメします。

→日本語でチケットを購入する

チケットは・・・

①125階+124階(149AED=約4,300円)

②148階+125階+124階(378AED=約11,000円)

の2種類があります。

148階はお茶なども飲めるラウンジになってますが、人気の時間帯には沢山の人で溢れます。

カメラマンとしては三脚を立てて撮影したいところですが状況的に少し難しそう。

なお、②のチケットであれば148階の後に、125階へと降りることができます。

②ブルジュ・ハリファへの行き方と展望台入口

ブルジュ・ハリファの展望台入口は、ドバイモールの中にあります。

ドバイモールにあるオブジェ

ドバイモールにあるオブジェ

 

ドバイモールへの移動はタクシーの利用がオススメです。
治安の良いドバイではタクシーで高額な料金を吹っ掛けられる事はありません。
ドバイの物価は日本並みか、少し高いぐらいですが、タクシー料金は安いです。

ドバイモールに付いたらエスカレータで「LG」と呼ばれる「階」を目指して下に降りていきます。

モールでは2Fや1F、地下1Fという表記をしていません。2→1→G→LGと書かれています。階を示す標識はエスカレーター付近で見れるかと思います。

注意点はLG階まで降りることができるエスカレーターは限られているという事

エスカレータでGまでしか降りれない時は、他のエスカレーター探しましょう。

無事にLG階まで到着しましたらマクドナルドなどがあるフードコートの方に進みましょう。

このフードコートのさらに奥が、目指すブルジュ・ハリファの入口です。

(ちなみに歩き疲れたらフードコートでお茶するのがオススメです。ゆったり座って休憩できます。)

後は、入口のカウンターで予約したときに送られてきたメールを見せて発券を受けるだけ。

旅行会社を通して購入した場合には、旅行会社から送られてきた「バウチャー」を提示しましょう。

 

機材の持ち込み

展望台へ上る前に手荷物の検査場があります。

複数人の警備員に加え、空港で見るようなベルトコンベアに手荷物を載せるタイプのX線検査機がありました。

ゴテゴテのカメラバックに沢山の機材を詰めて行った私は、X線検査機を通過した荷物を持ち上げようとした瞬間、荷物の重さに思わず手を滑らしてしまいました。

ド、ダン!ガシャン!!

検査機にぶつかった三脚が場違いな金属音を響かせます。

What!!???

驚いた女性警備員が飛び上がって叫びます!

コレはやばい!ちょっと注目を浴びてしまっています。

「そーりー、そーりー」

「ノー、ドローン??」

「いえす、のーどろーん」

無事通過することができました。

機材の持ち込みは問題ありません。
もちろん三脚も大丈夫です

荷物検査で言うとアブダビの「シェイク・ザイード・グランド・モスク」の方が厳しい印象でした。
こちらではバックの中まで細かく見られましたので。

 

撮影顛末とこれから行かれる方へのオススメ

展望台で感じたことや、撮影の失敗談などを紹介していきます。

①148階での撮影について

マジックアワーと呼ばれる時間帯には多くの人が詰めかけていますので、三脚を立てて場所を占有することはできません。少なくとも私にはその度胸はありませんでした。

ブルジュ・ハリファ148階より

148階から撮影した写真

三脚を立てる余裕がないので手持ち撮影が多くなると思います。野外展望台もあったと記憶していますが人が多いので私は行きましたけど記憶にありません。トワイライトタイムでは落ち着いてゆっくり写真を撮っている余裕は無いと思った方が良いかもしれません。

人の多い時間帯では室内から撮影することになりますが、部屋の灯が窓ガラスに強く反射しますので、対策として者レフなどを持って行くと便利でしょう。

私も持って行ったはずなのですが、どこかで落としたらしく、ガラスの写り混みに泣きました。

夕暮れのブルジュハリファ

ガラス越しに撮影

日が沈み始めた時の写真です。
148階の室内からガラス越しに撮影しています。

Lightroomでコントラストを上げていることで目立たなくなっていますが、修正前の写真では右すみに室内の灯が映り込んでしまっています

148階は滞在に時間制限があるという情報もありますが、私が行った時には1時間以上は居たと思いますが、特に注意はされていませんでした。

ガラス面の映り込みを避けるために忍者レフなどの対策をとりましょう。

②125階での撮影について

125階での撮影はガラス張りの野外展望台がメインになると思います。

ブルジュハリファの野外展望台

展望台の様子

無理に写真を切り取っているので見にくい写真ですが、少し高い所に窓ガラスの無い個所があるのがわかるかと思います。そして、このガラスの無いスキマから撮った写真が↓になります。

ブルジュ・ハリファ野外展望台での失敗例

失敗例

画面下に黒く映り込んでいるのは、ガラスの隙間を分割するかのように伸びている銀の棒です。

ガラスを通さずに撮ろうとしましたが、レンズ先端が壁面より外に出せず、ケラレてしまいました。

夢中になって撮った後、ホテルに戻ってから気づいた時は愕然としましたね。無理に2日目の再登頂をスケジュールに組み込んだのはコレが理由でした。

ちなみに、この時に使っていたのはレンズはPENTAX D FA 24-70mm。最大径88.5mm。三脚はGITZOの1型マウンテニア。窓の隙間から撮りたいのであれば高さのある三脚は必要です。

細身のレンズであればガラスの隙間から直接景色を撮ることができます。
また、ある程度の高さのある三脚じゃないと隙間まで届かない可能性があります。

2度目の登頂

せっかくドバイまで来たのにケラレた写真では残念すぎるので、予定を調整して再チャレンジしました。
ブルジュ・ハリファの夜景

ガラス越しの撮影

日没前後のゴールデンタイムには人で混雑する展望台も、夜9時を過ぎるころになると徐々にその数が減っていきます。早い時間だと三脚を立てる場所を確保できませんが夜遅くともなれば、それも可能です。
前回の撮影で画面がケラレてしまったので、ガラスの隙間から狙うのは止めました。
幸いな事に野外展望台のガラスの映り込みは強くはありません。
一応、持っていた黒い布でカメラを囲いつつ撮影しています。
ドバイは大気が霞んでいて遠景を撮ると白くボンヤリとした写真になります。
ブルジュハリファからの夜景

Lightroomで霞除去を強めにかけてます

 

以上、ブルジュ・ハリファからの夜景撮影になりますが、ドバイでは他でも夜景を撮っていますので、また紹介したいと思います。

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