香港で写真を撮ってきた

撮影記

新年あけましておめでとうございます。
今年は昨年以上にPENTAXから新製品が出たらいいなぁと思っておりますが、どうなることでしょうか・・・

いつものPENTAX超福袋も売り出されていましたが欲しいと思う商品がありません。
一昨年あたりでは売り切れた商品もあったように記憶しているのですが2019年は売れているのでしょうか?
まったく売れていない感を凄く感じるのは私だけですか??

今年は100周年を記念する年のようですので、ユーザーに希望を与えてくれるような話題が出てくることを切に願っております。

スポンサーリンク

はじめての香港

2018年12月下旬。香港旅行に行ってきました。
先日レビューを書いたShimodaのExplore40を実戦投入したので、実際の使用感なども交えつつ、香港の魅力など感じたことを書いてみようと思います。

香港は羽田から飛行機で5時間程度と割と気軽に行ける旅行先です。
今回行ってみて感じたのは、香港が写真を撮るにも、それ以外の面でも大変楽しい街だという事。
古いビルみやギラギラのネオン看板など、これぞ香港!という景色が溢れにあふれています。

あいにくの雨も、逆に雰囲気が出て楽しいです

都内に街スナップを撮ろうと出かけるものの、ほとんど撮ることなく帰ってくるという事が私にはあります。
私の腕の問題なんですけど何を撮ったら良いのか分からない。って事はありませんか?

しかし、香港にはそんな私にすらシャッターを連射させてしまう魅力があります。何を撮ったらよいかとか考える暇無くシャッターを押してます(もちろん撮った写真が他の方に魅力的かどうかは別問題ですよ)

また、御飯もすごくおいしいです。
常々、海外旅行での「おいしい」が日本で食べる食事の「美味しい」とは違ってると感じてました。
海外では、その土地の食事としては「おいしい」はありますが、もし日本で同じものを食べたいか?と言ったら、そうではないという感覚です。

ここでは食べてませんが美味しそうです

しかし、香港の食事は、日本での「美味しい」と同じ意味で美味しいと感じました。
高級レストランなど行ける身分ではありませんのでローカルフードばかりでしたが、それが大変に旨い。

そんな美味しいものが気軽に食べれるのも香港の魅力です。

香港での失敗と香港でのPENTAX

旅行、特に海外旅行に行くと大なり小なりの失敗があります。
今回の一番の失敗は、カメラバッテリーの充電器を忘れてしまった事です。

出発前に忘れ物が無いようお手製のチェックシートで何度も確認していたのに致命的な失敗です。
バッテリーが無くては重たいカメラもレンズも三脚もただのお荷物。

カメラ用品を求めて旺角(モンコック)へ

旅行中でしたが、どこかで充電器は手に入らないだろうか?とWebで検索。

調べた結果、カメラ用品を扱っている店が多そうな地区は

・旺角(モンコック)

・深水埗(シャムスイポー)

の2か所。
PENTAXの香港サイト(PENTAXではなく販売店のjebsenconsumerという企業のHP)には取扱店として旺角の「永成摂影器材」というお店が載っていました。今回は旺角に行くことにしました。

結論から言って「永成摂影器材」にも、他のカメラ屋にもお目当ての品はありませんでした。

さすがに「永成摂影器材」では在庫の確認をしてもらえましたが、その他のお店にいたってはPENTAXと言った瞬間に「うちでは扱っていない」と即答です。

旺角に限らず香港を歩いているとカメラ屋をたびたび見かけますがCANON,NIKON,SONY,オリンパス,富士はあれどPENTAXが店頭に並んでいることはありません。(永成摂影器材は店頭でも扱っていたかもしれませんが、店の中をゆっくり見ることなく立ち去ったため不明です)

まぁ、考えてみればバッテリーの充電器なんて日本でも在庫を持っているところは少ないはずですから、香港で探そうなんて無理な話でしたね。

映画トランスフォーマーでも使われたという超過密マンション

それにしても香港でのPENTAXの存在感の無さは想像以上でした。ほとんど絶滅危惧種です。
中古ショップにレンズなどが並んでいることはありますが、現行の品を求めるような人がいないのでしょう。

PENTAXユーザの方が香港に行かれる際には、忘れ物がないようご注意ください。

Explore40の使用感について

ShimodaのExplore40を実戦投入しましたので、先日のレビューの補足として気づいた事をいくつか書きます。

まず一つ目

なによりも一番に感したのはバックがすごく軽く感じたということ。

香港には、大三元のレンズ3本と、魚眼レンズ、ストロボ、三脚、角形フィルター等々を持っていきました。
これだけの荷物を持って1日中歩くとなると前のEnduranceカメラバックでは疲れ果ててしまうのですが、Explore40の場合では力果てることなく最後まで歩き抜くことができました。

Enduranceと比較すると、Explore40の方がバック自体は重いのですが体にフィットする分、体への負担が少ない気がします。バック背面が背中のラインに沿いつつ、お尻から背中に向かう窪みの上に乗ような形で収まります。これが肩と腰に重さを分散させています。またExplore40は金属のフレームが内蔵されているので、これがフィット感につながっているのかもしれません。

Enduranceはバックの方は、重心がExplore40よりも下にあり、すべての重さを肩で受け止めるような感じです。
レビュー記事ではウエストベルトの太さの違いに触れましたが、太い細いの違いよりもバックのフィット感こそ荷物の担いだときに感じる重量感の違いを生んでいるように思います。

夜の香港は撮っていて飽きません

 

次に二つ目

Explore40はカメラ用具以外の収納スペースがほとんど無いということ。

Enduranceでは上下2気室となっていて、カメラ、レンズ等を収納する下部と、使い方が自由な上部に分かれています。上部はロールアップ構造となっており荷物の量に応じて大きさを変えることができます。

使い方の自由な上部にはカメラ以外の物、例えば着替えや旅先でのお土産を入れることができ、収納の自由度が高いです。一方、Exploreでは、収納の大部分はカメラ機材を収めるためのコアユニットで占められてしまうため旅先で買ったお土産などをバック内に入れることが厳しい事があります。

場合によっては入りきれない荷物をバックに紐で括り付けるような事も必要になるかもしれません。

幸いな事にExplore40には登山バックのようなループが付いており、紐やカラナビを通す場所には困りません。

車だらけ

最後に三つ目
バックの防水を考えるならレインカバーは必須のようです。
今回の旅ではレインカバーを使わずに小雨の中を歩くことがありました。撥水性の高い生地と防水チャックは一見すると雨を防いでいるように見えます。しかし、ホテルに帰ってから確認すると上部のポケットに入れていた手帳がじんわりと湿っており、バッグ自体も何となく雨を吸っているような感じでした。
コアユニットに収まっているレンズなどはまったく濡れていませんでしたが、これが強い雨だった場合には保証はできないと思います。Explore40は防水性の強いバッグではありますが、安全のためにレインカバーの必要だと感じました。
レインカバーは日本で購入しても高くありません。
防水の話に関連してK-1の防塵防滴の話です。涸沢登山の時の液晶部への浸水がまた発生です。
雨の街をバックに取り付けたキャプチャークリップにカメラを装着して歩いていたのですが、翌日カメラにスイッチを入れると液晶部分に涸沢と同じような模様が浮かび上がっていました。
症状は前よりも軽かったので放置していたら直ぐに消えていきましたが、私のK-1は液晶まわりの防滴は弱い感じがします。

バスだらけ

ビクトリアピークの夜景

ビクトリアピークからの夜景を撮りたいと思う人は多いと思いますので、実際に行って感じたことを書きたいと思います。

今回2泊3日の日程の中、到着日の夜と、最終日の夜(深夜発便だった)の2回。ビクトリアピークからの撮影に調整しました。12月の澄んだ空気の中、クリアな夜景を撮ることを期待していたのですが、両日ともに白く煙っていて残念な結果となりました。

旅行中は半袖で歩けるほどの気温で、山道を歩いていると虫の音も聞こえ、夏のようでした。

白く曇って遠くまで見渡せません

この旅ではトラムではなくバスに乗って山頂へ向かいました。

山頂へは地下鉄の中環(セントラル)にあるバス乗り場(乗り口は15番)から30分ほど掛かります。オススメは中環駅でバスを一本スルーしても着実に座れる位置を確保することです。乗車時間は長く、揺れも激しく、沢山の人も乗ります。大きな荷物を担いでる場合には座れるかどうかで快適さがまったく違ってきます。

バスは2F建てとなっていますが、2Fが座れそうもなければ立ち乗りになっても1Fの良い場所を確保する方が良いでしょう。2Fは天井が低くまっすぐに立てません。また、2Fの通路に立って乗っていると香港マフィ〇のような強面の運転手が1Fの天井をガンガン、ガンガン叩きまくって、1Fに降りろ!とプレッシャーを掛けてきます。。

怖い思いをしたくなければ、バスを一本スルーしてでも座れる位置をキープしましょう。

頂上に着いたら展望台ではなく、脇の道に入って別の展望スポットを目指します。(三脚を使いたいのであれば)
詳しくは、こちらのサイトが非常に詳しくて参考になりますヨ。

焦点距離25mmで撮影しています

この展望スポットですが、意外と多くの人がいます。日没30分前ぐらいに到着した時は、良い場所は既に取られていました。早めに向かうほうが撮影には有利です。日没後は少しずつ帰っていく人がいますので、それを待っても良いでしょう。

また、土曜日より月曜日の方が空いていました。平日の方が競争は少ないようです。

景色を広く写すのであれば望遠レンズは必要ないと思います。ビル群は思ったより近いので私は標準ズームを使っていました。超広角レンズも使いましたが広角端だと展望台下の木々が画面に入り込んでくるのが気になりました。

95mm付近でビルをアップに写しました

ビクトリアピークの帰りは、行きのバス到着場所が、そのまま帰りのバスの出発場所です。
帰りのバスは多くの人が乗りますので行列に並ぶ覚悟が必要です。座れるかどうかは運次第になるでしょう。

香港のトイレ事情

通勤電車や旅行先などで特にお腹が弱くなる体質の私は旅先でのトイレ事情には非常に敏感です。
日本では東京オリンピックの影響でしょうか?公衆トイレの洋式化など改善が進んでいるのは喜ばしい限りです。

街中で公衆トイレを見かけることはあります

さて、香港で少し困ったのは公衆トイレの少なさです。みなさんはお腹が痛くなった時にどこに行けばトイレが有ると思いますか?

コンビニや駅あるいはショッピングモールなどでしょうか・・・

しかし、残念ながら香港ではコンビニにも駅(地下鉄)にもトイレが無いのです。
香港のサラリーマンは通勤途中でお腹が痛くなってトイレに駆け込むことなど無いのでしょうか??香港のトイレの少なさは間に会わなくて粗相する人がいるんじゃないかと心配になるほど。

正確に言えば香港駅などトイレのある駅もありますが、ほとんど無いと思って頂いて間違いありません。少なくとも、あの中国の人口から比べれば微々たる数です。

お腹の弱い方は注意が必要です

香港での食事

はじめに書いたように香港の食事は大変美味しいのですが、小さいお店では相席はデフォのようです。
言葉の通じない外人さん(向こうからみたら私の方が外人ですけど)と狭いテーブルで一緒に麺をすするのは少し緊張しちゃいますね。

間違いなく安くて美味しいものと言えば小籠包の類です。
出発前にWebで調べて行ったお店が「祥興記上海生煎包」です。

ここの小籠包は信じられないくらいに肉汁がたっぷり。
下手にカブりつくとドバァーっと熱々の肉汁が噴射しますので気をつけなくてはなりません。

箱にはミシュランの絵柄あり

私の写真だとあまり美味しそうに見えませんが(笑)本当に美味しいです。
特にエビの入ったものがオススメです。

もう一つ美味しいお店として、香港の中心地に近いところで食べられる海鮮レストラン「金山海鮮酒家」。
「香港 海鮮 おすすめ」で検索すると出てくる人気店です。
すごく安い訳では有りませんが、「シャコ」や「あわび」などが気軽に食べれます。

私が行った時は言葉の通じない日本人として対応してもらえて不安なく食べれました。
対応してくれた年配の店員さんはシャコもあわびも日本語の発音のままで言ってましたね。

シャコは店員さんに捌いてもらいます

言葉の不安のある私は出発前に食べたいものを漢字で書きだしておきました。それを店員に見せながら注文しています。漢字間違っているかもしれませんが店員さんには通じましたよ。

例えば、、
椒鹽瀨尿蝦     シャコの胡椒揚
椒鹽白飯魚   白魚の塩コショウ揚げ
英國聖子王   マテ貝
蒜蓉銀絲蒸元貝 ホタテのニンニク蒸し
孔雀鮑     ムシ鮑
清蒸石斑魚   ガルーパ(ハタ)の姿蒸し
蒜蓉蒸海中蝦  海老のにんにく蒸し
郊外菜     青菜

チンタオビールの大瓶2本。青菜の炒め物、シャコ、あわび、牛肉の焼きそば、白魚の唐揚げを食べて日本円で4~5千くらいでした。

オプショナルツアーで参加した際のガイドさんに聞いたのですが食事は下町の方が安いそうです。下の写真は佐敦駅(ジョーダン)から少し奥に入ったあたりです。実際に食べては無いのですが夜遅くまで賑わっており雰囲気は最高でした。次はこういうところで食べてみたいものです。

こんなところで食べるのも楽しそうです

その他のオススメ

香港島で走っている二階建ての路面電車(香港トラム)がオススメです。
2F席の窓からのんびり香港の街を眺めるだけで旅情をそそります。

走るトラムの2F席より撮影

私は行くあてもなく中環(セントラル)付近から乗って、終点からまた戻ってくるという事をやってました。香港トラムは距離に関係なく一律2.6香港ドルです。オクトパスカード(SUICAみたいなもの)を用意して乗りましょう。

以上、ざっと香港旅行について書いて見ました。これを見ている人の何かの参考になれば幸いです。

 

撮影記カメラ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
camerabikeをフォローする
スポンサーリンク

コメント