サイト名に「モーターサイクル」と入れているのに、これまでバイクについては何も書いてませんでした。このところ趣味に関してはカメラに傾倒しているのですが、バイクウェアを買おうと色々探していたら海外の安いジャケットを見つけたのでレビューしたいと思います。
バイクウェアを探してみて
バイクウェアを選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、私はいかにもバイクウェアというものよりもカジュアルな服装に近いものが好みです。でも、ちょっといいかなって思うものに限って良いお値段してたりするもの。
BEE TRADというお店のHPを偶然見つけてアパレルを見ていたところ、お手頃価格なワックスジャケットを見つけました。ワックスジャケットと言えばBarbourやベルスタッフが有名ですが、私もBarbourのビデイルジャケットを着ているということもあり、インターナショナルジャケットやツアーマスターなどが個人的にかなり好みです。
しかし、これらのメーカーの商品は非常にお高い。ベルスタッフなんか20年ぐらい前の雑誌ではもっとお安く紹介されてた記憶があるのですが、今は諭吉さん10人ぐらいしませんか?Barbourのインターナショナルジャケットで5人くらいでしょうか、とにかく手が出しづらい価格です。
そんな中で見つけた、その安いワックスジャケットは、見た目はベルスタッフ、価格は諭吉3人程度。
この安いワックスジャケットに興味を持ったものの、そのサイトでの商品説明はMとかLの表記だけ、さらにメーカー名すら書いてないので製造元から商品の内容を確認することもできません。
なんとか作ってるメーカーだけでもわからないか?と商品画像を拡大してみたところ襟のタグに「SPEEDWEAR」という文字を見つけることができました。
SPEEDWEARとは?
SPEEDWEARという言葉を頼りに検索を掛けると、あっさり公式ページが見つかりました。どうやらBarbourと同じくイギリスのお店のようです。海外販売にも力を入れているようで日本語でオンラインショッピングができます。該当の商品を探すと、そこに記載されている金額は、なんと!!$77。
ベルスタッフの十分の一でそっくり商品が買えるわけです。この時点で俄然購入意欲が出てきました。
それにしても、先ほどの日本のサイトでメーカー名なとの記載をしてなかったのは、元値を隠すためじゃない?と怪しんでしまいます、どうなんでしょう??
安いジャケットに心惹かれたものの、サイズがヨーロッパ表記やアメリカ表記といった具合でよく分かりません。サイトは日本語化されるですが、サイズに関しては和訳がうまくありません。
それでもBarbourのサイズ表記などと比べつつMかLだろうと当たりをつけました。
購入してみる
海外通販に限らずオンラインでの買い物は、通常、会員登録→住所登録→決済という流れが多いと思うのですが、こちらではサイズを選んでカートに入れたら、次はもう決済画面に移ります。
あれ?住所入れなくて良いの??と心配になりますが、決済方法をPAYPALを選んで決済ボタンを押すと住所を選択する画面がでました。どうやらPAYPALに登録されている住所を使うようです。もしかしたらカード決済を選んでいれば違う画面が出たのかもしれません。
決済後。受注した旨のメールは届きましたが、その後に発送の連絡はありません(これは送料をケチってトラッキングの無いものを選択したからかもしれません)
もしかして騙された?とチラリと頭をよぎりましたが、約2週間後ぐらいに郵便局から配達されました。
商品を見てみる
それでは届いた商品を見ていきたいと思います。
まず、公式サイトによれば12オンスのワックスコットンを使用とありますが、Barbourのビデイルジャケットと比べてすごく厚い感じはしません。すこし重いかな?という程度です。これなら春先も活用できそうな感じ。
オイルは少し強めですが、昔のBarbour(SLだとかクラシックという名称が付く前ですね)のように臭いがキツいわけではありません。なぜかはわかりませんが私は家具のイケアの匂いを感じました。生地を手で触れているとしっとりとオイルが手に着きますが、これはオイルジャケットの宿命ですね。
全体を見た感じでは77$の商品という安っぽさは感じません。縫製など細かい部分を見ると差があるのかもしれませんが、素人目にはわからないところです。全面の4つのポケットやウエストベルト、裏地のチェック柄はイギリスっぽいです。
フロントの4つのポケットは大きめなので、かさばる冬用グローブを押し込むことができそうな感じ。
左胸の内側には、ジッパー付の内ポケットがついています。
胸元にはユニオンジャックの小さめのワッペンが付いてます。このワッペンですがマジックテープ式となっており、公式サイトでは「ドイツ国旗」「フランス国旗」「イタリア国旗」などが別売りされてます。
BMW乗りはドイツマーク、ドゥカティ乗りはイタリア国旗など遊んでみても面白いかもしれません。
襟はスタンドカラーで内側はコーデュロイになっています。襟を立てて襟元のストラップで風を防げるようになっています。
チャックはダブルジップ仕様でバイクに跨った時に調整しやすくなっています。
ジッパーは無名のメーカーのように見えますが、特に作りが悪いという事もなく、しっかりしています。
袖には2か所にフックが付いており袖口の調整を行うことができます、しかし、Barbourのようにリブが付いていたりするわけではないので、風の侵入は防げそうもありません。この辺りは値段なりの感じですね。
なお、SpeedWearで販売しているジャケットは何種類かあり、中には安全のためのパッドが付いているものも有るようですが、低価格のこのジャケットには付いていません。
サイズ感など
肝心のサイズ感についてです。
私は、日ごろユニクロならLサイズ(物によってはXL)、Barbour SLビデイルなら42を着ています。また、仕事で来ているワイシャツでは42-88ぐらいです。
今回買ったジャケットは「Lサイズ」で、下にシャツと薄手のセーターを着ると丁度良いくらいです。肩パッドの入ったジャケットは無理ですが、薄手のものならジャケットの上に羽織れるかもしれません。よりタイト目に着たいのでればMでもおそらく大丈夫そうですが、怖いので「Mサイズ」は選べません。
最期に、価格ですがジャケット代74.70$と、郵送料23.92$で合計11,307円でした。
この作りで11,000円ならユニクロ以上のお買い得感を感じます。また、バイクだと、どうしても排気ガスで汚れますからBarbourやベルスタッフをバイク用に使うのは少し躊躇しちゃいそうです。しかし、これならガンガン使っていけると思います。
今回、実際に届いてみて黒だけでなくキャメル色のも欲しいと思いました。
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