K-3markⅢをもって唐松岳へ

HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited

【速報】ペンタックスが K-1 Mark III を2025年10月に発表する

という動画がYoutubeに上がってたので期待して待っていたのですが、、、

今年もKマウントに動きは見られませんでした。

「デジタル一眼レフカメラがMF専用機の場合、購入したいと思いますか?」

というRICHOのアンケートがありましたから、動きがあるのは、まだ先なのかもしれません。

MF専用機については、デジカメInfoを見ていると、肯定的な人も一定数いるようなんですが、どうなんでしょう?PENTAXのユーザーって、安さを期待している人が多いと思うので、それでウン十万ってなったら「高すぎ!」って手のひらを返しそうな気がします。

「markⅡですらないK-1」で満足している私としては、この先10年、15年とK-1が使えれば良いのですが、さすがに機械としての寿命が持たないかもしれませんね。

 

スポンサーリンク

PENTAX K-3markⅢを買いました

2年ほど前に買って防湿庫に眠っていたK-3を持ち出し、さらにレンズを3本購入しました。

・HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited

・HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited

・HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE

広角、標準、望遠と3本揃えたのは、登山用に軽くて小さいシステムを試してみたかったからです。

(55-300mmが写真↑に写っていないのは、写真映えがしないため)

これらのレンズを持って、唐松岳に登ってきましたので、レンズの使用感と、偶然に使用した「アストロ トレーサー type3」の感想と、唐松岳頂上山荘のテント場について書いてみます。

 

HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited

私には必要十分でした。

これまでフルサイズ用のレンズ(HD24-70mmの)を登山で使っていましたが、それと比べると段違いにコンパクトで軽量です。

K-1からK-3へと、カメラ本体も小さくなったこともあいまって、「体感レベル」で軽さが分かります。

データを見ると40mm。F4.5。

絞らなくても、これだけシャープに写るなら十分だと思いました。

レンズのクラシカルな見た目に反して、防滴構造なので、その点でも安心です。

 

HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited

つぎに15mm Limitedです。

巷の評価を見て知っていましたが、言われるように周辺が弱いと感じました。

F8.0まで絞っていますが、隅の方に行くにしたがって急激に解像度が落ちていきます。

等倍近くまで拡大。

頂上付近までは山肌の凹凸が分かりますが、稜線に沿って下がるにつれてベチャっと塗りつぶされてしまったようになっています。まったく気にしない人もいると思いますが、私は気になってしまう方です。

外観は、Limitedらしい造りで、かつ、超軽量・超コンパクト。

使うか分からないけど、とりあえずザックに入れておくという使い方はできると思いました。

スナップでも、やはり周辺の弱さを感じますが、これはレンズの「味わい」として嫌いじゃありません。

 

アストロ トレーサー type3

この登山ではポタ赤(ポータブル赤道儀)を持っていっていたのですが、あまりに久しぶりに触ったため、使い方がよくわからずアレコレと迷ってしまいました。

濃いガス(霧)が消えるのを待ち続け、やっと見えた星空も、いつまでその状態が続くのか分かりません。

方針を変更し、初めて「アストロトレーサーtype3」を使うことにしました。

使用レンズは「HD PENTAX-DA 20-40mm」。ISO1600、F4.0で180秒です。

一般的に言われる「500ルール」を適用しますと、フルサイズ換算で60mmレンズの場合。星が流れないと言われる露光時間は計算上8.3秒です。(500秒÷60mm=8.3)

左上部分を切り出してみました。180秒では隅の方は流れてしまっていますね。

しかし、わざわざ等倍で拡大してみる必要も無いので、これはこれで良いと思います。

次は120秒で撮ったもの。

180秒露光と比べると十分に点像です。

もっと見栄えを狙うなら、枚数を撮って、コンポジットという方法もありだと思います。

なんにせよ、赤道儀いらず、GPSいらずの「アストロトレーサーType3」はType1と比べてもお手軽に撮影できることが分かりました。

 

唐松岳のキャンプ泊について

北アルプスの入門コースとして紹介されることも多い唐松岳。

スキー場のリフトで高さを稼げるため、登山時間が短くて済みます。

それゆえか、多くの人がテント装備を担いで登るわけですが、4000円/1泊という料金は、受けるサービスを考えると高すぎるように感じます。

ここのテント場の高低差は知っていたので、なるべく早く、到着してテントを張る必要がありました。

予約制だから大丈夫って高をくくっていると、とんでもなく下の方にテントを張ることになります。

朝一で登り始めましたが、山小屋のフロントに行ってみるとテント場の受付は10時からと言われました。

ならば10時に一番乗り!

と向かうと、今度は小屋泊のチェックインを優先され、テント泊の人は「外で待て」と言われてしまいます。

上客が優先されるのは世の常とはいえ、4000円も払うのに、扱いは軽いです。

仕方なく外に出ると、小さい机が置いてあり、そこで受付を行うようでした。

それでも列の前から2番目という好ポジションを確保し、「これなら大丈夫」と安心してたところ・・・

フラッと現れたスタッフが、

「受付はもう少し遅くなるから、先にテント張っていいですよー」

と、こちらの努力とか想いとか、何も考えずに言っちゃうので、列の順番関係なく皆がテント場に向かい始めます。

それでも、先に並んでいた人を優先してくれる人もいまして、わりと小屋に近いところを確保させていただきました。それが写真中央下の水色テントです。

その後も夕方まで多くの人が来ましたが、そういう人たちは、写真にも写らないような、もっともっと、もーっと下ったところに。特に3人用以上のテントは場所がなく苦労されていたようです。

夕食後、テントで横になってたところ、そんなテントの場所が取れない人達の声が聞こえてきました。

「予約制とか言って、高い料金とるんだからテントを張る場所も管理しとけよっ!」

まったく、おっしゃる通りでございます。



コメント